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建物の立体的なデザインとつながりと

日帰りの旅で、各地にある建物や風景をめぐっている。
訪れるほどに、あらたな発見があり、また別の切り口
で旅をしたくなる。なら100年会館にある倉俣史朗の
デザイン。今までの旅で出会うことはなかったが、ここ
奈良でつながった。8月中旬まで京都国立近代美術館
にて倉俣史朗の展覧会も。また京都の旅も楽しもう。


なら100年会館を後にして、建物を歩いてめぐる奈良の旅
道路の向かいには立体的なデザインの建物は
箱型が壁面から突出するようなデザインで
近づいて、せり出したボリュームを見上げつつ
引いては、建物の大胆な構成のデザインを楽しんで
下層部と上層部がずらされたようなデザインは
側面から奥へとつながりを持ち
建物の両端で凹凸の関係に
反対側の壁面も見上げながら
建物の周囲をぐるりとめぐると
建物の向うに、なら100年会館が見える
低層部にある曲面のバルコニーに目を留めつつ
建物の端部に設けられたエントランスから内部へと
外観の直線的なデザインは内部にも
1階は通り抜けができる空間となっている
ルーバーの白と天井の黒は
壁面にもつながって

いつものように、案内図にて建物の構成を確かめる。はぐくみセンターは奈良市の庁舎で、保健所や教育
センター、また子育て支援の施設が設けられている。

1階の通路は反対側の道路にもつながって
建物を出れば、なら100年会館が目の前に
また建物沿いを建物の外観を眺め歩きつつ
振り返りながら建物を後にする

はぐくみセンターを手掛けた日本設計は

新たな場所に本社を移して

新たな設計の建物を生み出し続けている


旅をして旅を振り返って、その風景を何かにつなげて
いきたい。建物を見れば、どこかの建物を思い出す。
そこには設計者の様々な思いが込められている。その
思いは形となり、時間と場所を越え、どこかで誰かの
心を打つ。一本の線は重なり、面を作り、立体となり、
風景を変えていく。その建物は風景に動きを与えて、
人の活動にも変化をもたらす。それは使われることで
人々の生活に変化をもたらして、建物としても成長を
続けていく。風景の中の様々な建物をたどり楽しんで。



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