春場所の行方は

大相撲の春場所は今日で五日目。

表紙の写真は、以前の大阪場所を見に行った
際に撮ったもの。いつの日か砂かぶり席で、
見たいものである。迫力が半端でないはず。
博多に住んでいるので九州場所が楽しみだ。

今場所も番付としては、白鵬が引退し照ノ富士が
横綱に昇進したものの一人横綱で寂しい感じである。
早く次なる横綱が誕生し、東西の横綱として
渡りあい、取り組みを盛り上げて欲しいと思う。

最近は色んなタイプの関取の相撲が面白い。
小兵力士から、押し相撲、四つ相撲など、
技やスピードなど見応えある取り組みが多い。

応援しているのは、東前頭二枚目の宇良と、
西前頭三枚目の遠藤である。その他にも魅力
ある力士がたくさんいるが、この二人は
怪我からの復活もあって特に活躍してほしい。
今場所は、二人とも上位陣と総当たりなので
厳しい場所となるが、注目の場所でもある。

この二人は共に柔軟性が高く、取組前の
四股を踏む姿がとても美しい。取組も
相手の力をその柔軟性でうまく受け流す
押し引きが見所である。押すだけでなく、
宇良はもぐりこんで、遠藤はいなして、
相手の力を利用し寄り切ることができる。

宇良には派手さが、遠藤には渋さがあり、
どちらも見ていて楽しい相撲である。

取組を見るのは楽しいが、この二人は、
とにかく怪我が心配である。３日目の
宇良と正代の取組では、宇良が押し倒される
時に後頭部から土俵外に落ち、ひやっとした。
翌日からも、出場できているので大丈夫だと
思うが、万全に15日を取り終えてほしい。

相撲の事を考えなら、久しぶりに、決まり手
トランプを出して眺めてみた。居反りや足取り、
内ち掛けなどがダイナミックに描かれていて、
大相撲の魅力が、これでもかと満載である。


さて、今場所は誰が優勝するのだろうか。
順当にいけば照ノ富士だが、阿武咲と御嶽海も
調子がよさそうだ。今場所からも目が離せない。