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英検の試験会場のビルのコンセプトはBig Tree

梅田からの楽しい散歩も、そろそろ子供と待ち合わせ
の時間だ。今日の目的は上の子の英検の試験会場への
付添である。大阪中之島美術館を後にして、待ち合わせ
場所へ向かい、すぐ側のダイビル本館を横目に進む。

1Fにはイタリアンリストランテのクイントカント
11時過ぎなのに、もうランチの列ができている
ダイビル本館は大阪が誇る歴史建築。昔の外観が残されている
内部のエントランスも当時の意匠を残した空間に
天井の照明や手すりの形にも昔の建物の良さが残る
新しいオフィス部分にも昔のデザインとのつながりがある
古きよき部分と新しい部分。デザインは互いに主張し共鳴する
モンドリアンような線の構成。好きなデザインである

久しぶりにダイビル本館の近くまで来たので、横目に
見るつもりが、つい建物の中まで散策を。時計の針は
11時過ぎで、気がつけば程よい時間に。待ち合わせは
11時30分。遅刻できないので脇目はほどほどにして。


旧堂島ホテル跡地のアロフト大阪堂島は2021年に開業を
旧堂島ホテルは雰囲気があった。ルネサンスの外観が懐かしい
大阪駅前第2と第3ビルで、奥には第4ビル。おもしろい風景
大阪で佐賀が目に止まる。でも私の目当ては佐賀の風景とお酒
そうこうしながら阪急うめだ駅の改札へ到着。時間は大丈夫


時間通りに上の子と合流し、試験会場へ向かう。梅田は
とてもややこしく、子供一人では試験会場にはたどり
着けないだろうということで付き添って、試験会場に
無事到着。子供を見送った後、建物内を探索してみる。


地下のフコク生命の森は待ち合わせスポットにもなっている
上部にはデザインされた吹き抜け空間が広がっている
フォレストウォールという名の森の画像が挟み込んだガラス
濃い目のフローリングに金属パネルの天井材が特徴的
天井の金属パネルは、形状や向きを変えてランダムな配置に
試験場の入口。受験する人は参考書を読み時間をつぶしている
オフィスのホールも同じくフローリングと金属の組み合わせ
内部から、今日の朝にみた阪神百貨店と阪急百貨店が見える
外部のガラス面に阪神百貨店の姿が見える
複雑な形状のガラス面に、いろんな角度で街が映り込んでいる
建物は角地に面している。シャーブな角のデザイン
上部を見上げてもそのシャープさは際立っている
低層部のガラス面の凹凸感がすごい。みたことのないデザイン

この建物はドミニク・ペロー氏によりデザインされた
大阪富国生命ビル。デザインコンセプトはBig Tree。
大樹が根を下ろすように、建物は低層部になるにつれ
有機的に広がっていく。外壁の凹凸は樹皮のイメージ
でガラスは街を、空を、人をファサードに映し込む。


中之島国際美術館のように窓のない箱型をした建物、
大阪富国生命ビルのように反射するガラス張り建築、
どちらもその場所で風景を作る。それぞれの場所で、
それぞれの意味を持つ形に、建築の面白さを感じる。

さて試験が終わるのは15時頃。それまでの時間をどう
過ごそうか。まずは、おいしいランチを探しに行こう。

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