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TAKEOには楽しい図書館がある

いろいろと寄り道しつつも、ようやく武雄市図書館に
到着。気持ちのよい景色が広がっている。ロケーション
に合わせ建てられた、風景と一体となった建物である。
緩やかな勾配のアプローチを上りつつ期待が膨らむ。


建物の屋根は片勾配になっていて、圧迫感を抑え風景
に広がりを持たせている。建物の構成はシンプルだが、
大きなトップライト、建物から突出した丸みを帯びた
壁面がデザインに変化を持たせている。駐輪場は使い
やすい位置にありつつ、目立たない工夫がされている。



撮影可能なスポットが2カ所設けられていた
もう1カ所は2階のキャットウォークに

片勾配の屋根により内部空間は奥に向かって伸びやか
に広がる。2階のキャットウォークは書棚で埋め尽く
され、本に包み込まれる印象的な空間となっている。

武雄市図書館といえば、TSUTAYAの書店とスタバが
図書館と一体となってはいるが、思ったよりも静かな
雰囲気で図書館の一部という印象である。コーヒーを
飲みつつ読書を楽しむのは我慢し、吹き抜けに面して
本に囲まれる気持ちのよい空間を歩き回り楽しんだ。
本来の図書館の楽しみ方でないが、これもまた楽しい。


敷地の奥には武雄市こども図書館が設置されていた。 
こちらも勾配屋根が用いられ、風景に配慮された建物
形状となっている。全国でも、こども図書館が独立して
設置される場所は限られている。心地よい風景の中、
図書館とこども図書館が建つとてもよい場所である。



こちらは撮影自由とのことで、写真をとりつつ内部
空間を楽しんだ。こども図書館の建物にふさわしく
楽しげな空間が広がる。本に囲まれたわくわく感、
開放感のある天井、スロープのある立体的なフロア
構成、読み聞かせの場の階段状の書棚、靴をぬげる
場所、各所に置かれたぬいぐるみや、絵なども楽しい。

かいじゅうたちのいるところのぬいぐるみがあったり
tuperatuperaによる武雄の大楠の絵が飾られていたり
訪れた絵本作家さんによって描かれた絵がつながっていたり
階段室には谷口智則氏により動物たちが描かれていたり
そしてみんなで絵本を読んでいたり。表紙はこども図書館と大楠


とても楽しげな空間が広がっている。こども図書館で
こどもは大人を気にせず自由に楽しむことができる。
こどもが小さい頃、こんな施設が近くにあれば、とても
楽しかっただろうと思う。武雄の人々がうらやましい。


今日は朝も早く、たいして自転車で走っていないが、
おなかも空いてきた。2階にパンケーキカフェがあり、
せっかくなので一休み。少し時間を忘れてパンケーキ
を楽しんだ。さて、次なる目的地へ向けて出発しよう。

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