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うつわの魅力は眺めることと使うこと。想像力が刺激される

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うつわの世界は限りない。さまざな技法、窯元の個性、一枚一枚の柄や色、そして焼き加減。同じデザインでも器によって違いがある。
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#三川内焼

みかわち焼を学び感じる旅

三河内駅を降り、三川内のやきものの里を巡ってきた。 平戸窯悦山を後にし、北へと向かう。通り沿いにある 建物は佐世保市うつわ歴史館と三川内焼美術館。本当 は先にこちらを訪れてから、作品にふれて興味のある 窯元へ訪れるのがよさそうだが、まずはやきものの里 へ向かった旅。さて、あらためてみかわち焼を学ぼう。 少しずつ盛り上げては削る緻密な作業だ 平戸松山窯のYouTubeチャンネルで美術館の紹介も。 作陶されている方の視点での解説も興味深い。 初めて訪れた三川内焼のやきもの

やきものの里の窯元をめぐって 

平戸松山窯を後にして、三川内焼のやきものの里の旅 は続く。里をめぐって、次に訪れたのは天満宮の境内社 である釜山神社。でも一心に上って釜山神社を通り過 ぎてしまった。また上るのはあきらめて次へ向かおう。 釜山神社は、途中の朱色の鳥居の所で、うっかりと 見過ごしてしまった。案内板には確かに境内社と 書いてあった。今度から案内板は注意して読もう。 驚きの造形だ。虫かごの作り方について、しっかり説明 頂いた。どの窯元も丁寧に対応頂いてうれしくなる。 みるみるうちに形づくられる

うつわの中の楽しそうな唐子たち

次に訪れたのは平戸松山窯。三川内焼は、当時平戸藩主 松浦鎮信公が、平戸で陶工達に作らせたのが始まりと され平戸焼ともいわれている。この窯元の主流は染付。 青一色で唐子の表情や、多様な絵柄が表現されている。 繊細な筆使いで唐子のやわらかさが表現される 創作唐子、創作染付、平戸染付の紹介も。どれも魅力的 九州の商品を発信する九州ヴォイスの動画にも 2月初旬、三川内焼の平戸松山窯を訪れた。やきものの 里を歩きながら、建物の佇まいにひかれて、なんとなく 門をくぐってみる。中に

三川内山のやきものの里を楽しもう

三川内山地区はやきものの里として、400年の歴史と 伝統がある。里のいたる所に焼き物が散りばめられ、 案内板なども充実している。ギャラリーや窯元、神社や 旧跡などをめぐり、三川内の焼き物の風景を楽しもう。 路地の風景を楽しみつつ、所々に設置される案内板を たどり、やきもの里に広がるおだやかな景色にひたる。 路地を歩くほどに、三川内の風景が体になじんでくる。 里は歩いて回れる距離感で、自転車を押しながら景色 を楽しむ。点在する窯元も魅力的だ。次はその窯元へ。

もう一度旅を始めよう

皆様、ご心配をおかけしました。キーボードも難なく、 使えるようになり、また旅路を、日々をつづりますので お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。 あの日から二週間と少し。暗闇の中、呆然としたことを 思い出し、道があると思って踏み出した足が地につか ない時、あんなに動転するものかと思い返しています。 今まで、振り向けば崖とか、山道が行き止まりとか、 ひやりとする場面もいくつかありましたが、とうとう 痛い目にあいました。この痛い怪我を忘れることなく、 これからは十分に