マガジンのカバー画像

建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

213
建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

もう一度その建物とその後ろ姿を

長湯温泉。そこは魅力あふれる場所。6年前の旅を思い 出しつつ楽しんだ。朝早く起き少し外へ。部屋に戻ると 子どもたちも起き出した。いつもは子どもたちの朝は 遅いが旅では早起き。子どもたちと3人で朝の散歩へ。 その作品の名はオンリーワン。犬だけに 長湯温泉の炭酸温泉はぬるくて温かい不思議な湯 風藤森照信氏が手掛ける建物は風景になじんでいる 2021年にBBC長湯で開催された原田裕明氏の個展 懐かしい6年前の旅。その時の部屋割は私が一人 またいつか長湯温泉めぐりもしてみ

竹田の街もめぐってみよう

竹田の街で竹田市歴史文化館を訪れた。手がけたのは 隈研吾氏。今回は隈研吾氏の建築に出会う旅でもある が、そこは家族には詳しくは説明していない。家族旅行 では建築はおまけで、限られた時間で手短かに楽しむ。 高知県の梼原町にも、いつかまた訪れよう 竹田の城下町がよい感じ 竹田にはまだまだ訪れたい所があるが いつかまたゆっくりと訪れよう 今回は隈研吾氏の建築に出会う旅でもある 荒城の月は岡城跡がモチーフに こちらで岡藩とキリシタンの歴史がよくわかる 素敵な竹田の街の

小倉駅のすぐ側のコンベンションゾーンへ

小倉駅を通り越して、しばらく歩くと大きな建物が 見えてくる。西日本総合展示場の新館とAIM(アジア 太平洋インポートマート)という名の建物。北九州の コンベンションセンターは駅のすぐ側の位置にある。 誘致PR動画でコンベンションセンターがよくわかる 小倉駅からすぐ側の魅力的な立地だ 福岡でもコンベンションセンターに訪れた 今回も磯崎新の建築を楽しんだ 磯崎新の建築に満ちた北九州 図書館に続き、西日本総合展示場と北九州国際会議場。 北九州は磯崎新の建築に満ちている。

そしてまた図書館へ。小倉といえばこの建物

私にとっての小倉といえば、やはりこの建物。内部空間 に漂う緊張感とはうらはらに、外部は角度によっては ぼってりとした佇まい。外部からは内部に広がる空間 はとても想像できない。唯一無二の外観と空間を持つ、 なんだか愛おしくなる建物。それは偉大な建築家で あった磯崎新に手がけられた北九州市立中央図書館。 視聴覚センターが改修されて子ども図書館に ここは映画の図書館戦争の舞台にもなった場所 改めて磯崎新氏に思いを馳せて その図書館は時代を映す図書館建築にも選ばれて 197

流線型のフォルムに導かれて

菊竹清訓。その流線型の屋根の建物を設計した建築家。 晩年に設計された建築はゆるやかな曲線を持つ。この 北九州メディアドームもその一つ。その巨大建物は、 ゆるやかな屋根の形によって、柔らかな印象を与える。 吉野ヶ里歴史公園センターの屋根も緩やかに 九州国立博物館はダイナミックなスケールの曲線で 島根県立美術館は湖に寄り添うように建つ 小倉は競輪の発祥の地でもある 可愛らしいお店が並んでいた こちらは銀河の舟という作品 現在、大阪中之島美術館では新宮晋氏と レンゾ・

オープンキャンパスを楽しもう

今回は北九州を歩いてめぐる旅。小倉競馬場を後にし、 すぐそばに建つ大学へ。その日はオープンキャンパス で学内に自由に入ることができた。建物はもちろん、 建物群をみるのも楽しい。さて校内を歩き回ろう。 前回の北九州の旅でも池原義郎のデザインを 北九州市立北方キャンパスを満喫した。緑があふれる キャンパスに幾何学的な形状が散りばめられている。 垂直、平行、斜線、段状、格子状、様々な形の組み合わせ。 高さを変え、角度を変え、建物を楽しむ。パレスホテルで見た池原義郎のディテール