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ミュージアムへのいざない。アートだけではない楽しみがある

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入り口までの期待感や周りの風景を取り込んでいること、アートの展示だけでないミュージアムの魅力。アートとよい関係をもつミュージアムに物語を感じる。素敵なミュージアムを求め旅に出よう。
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2023年4月の記事一覧

九州のロケ地巡りを楽しもう

何度となく紹介している大分むぎ焼酎二階堂のCM。 日々の晩酌に、むぎ焼酎を頂いている。その香りを、 まろやかな舌ざわりを楽しみつつ、いつものように パソコンに向う。訪れた場所の写真を見返しながら、 記事をまとめ、もう一度旅をした気分を味わっている。 残されたのは記憶をノックするにおい という言葉にひかれて三池炭鉱宮原坑へ 月明かりすら照らさない場所でそっと咲いている という風景を求めて三池炭鉱万田坑へ どうかタイムマシンが発明されませんように という言葉に共感し、

そして丘の上に建つ美術館へ

さあ目的地の美術館まで後少し。歩いてくる場所では ないかもしれないが、階段の先にその姿が見えてきた。 双眼鏡のような美術館と呼ばれる北九州市立美術館。 その丘の上に建つ美術館まで、なんとかやってきた。 建物から突き出したフォルム。特徴的なデザインだ。 小さな正方形が組み合わさり大きな正方形を、そして 長方形、立方体を形作る。設計は建築家の磯崎新氏。 昨年12月に惜しくも逝去された建築界の偉人である。 建築家 磯崎新氏の独特の存在感。群馬県立近代美術館 もいつか訪れよう。そ

スペースLABOを楽しもう

科学館はわくわく感で満ちている。科学館を訪れつつ 大人になった今も思う。子どもたちと訪れた科学館で、 子供たち以上に楽しむこともあった。北九州に新しく できた北九州市科学館 スペースLABO を楽しもう。

音楽にまつわるアートを集めた美術館

亀の井別荘の門の奥の風景に憧れている。いつの日か きっと訪ねようと思いながらも、ゆふいんの旅は続く。 またもくあみの杜の前を通り、次は山手へと向かう。 そこに音楽にまつわるアートを集めた美術館がある。

ゆふいんで感じる自然と建築と芸術と

ゆふいんの旅。リュックにはタオル。どの日帰り温泉に 立ち寄ろうかとチャンスを逃しつつも、今日の目的地 のひとつの美術館に戻ってきた。予約した14時には雨 も上がり、雲間の向うに雄大な由布岳が姿を現した。 COMICO ART MUSEUM YUFUIN。2017年、隈研吾氏 の設計によって建てられている。そして2022年新たに アネックスが増築された。外壁には時間と共に風景に なじんでいくように焼杉の板張りが使われ、外部には 石や水、内部には和紙が用いられるなど、自然との共