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ようやく有田町立歴史民俗資料館に到着した。設計は 内田祥哉氏。その建築には静謐さが漂う。建物の形状は 簡潔でいて、細部にはこだわりがある。木々に囲まれた 道の先には、風景になじむ銅板の屋根が見えてくる。 穏やかな光につつまれた建物、そして光沢のある白い 磁器質のタイルには、建物を囲む木立が影を落とす。