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ホントにわたしがレシピ本

「えっ…レシピ本?…あなたが?…ホントに??」

ほら見たことか、友人たちのみならずパートナーにも驚かれる始末だ。

しかしまぁ、無理もない。

つい先日も人生初となる揚げ物料理「ブロッコリーの麺つゆ漬け揚げ」を横で見守ってもらったばかりなのだから。

実のところ、私が料理としっかり向き合い始めたのはTwitter担当になってからのことだ。大学では食品を専攻していたが、あくまでも食品加工分野の知識があるだけで、料理のウデは素人だった。

安井ファームの公式Twitter開設を機に、フォロワーさんの「ブロッコリーはどうやって食べるのがオススメですか?」という質問にお答えするべく、運用初期の頃は特に図書館で本を読み漁り、キッチンで試行錯誤を繰り返していた。

収穫シーズン中は何度でも挑戦できるのが農家のいいところ。今風の言い方をするなら「弾数無限モード」というやつだろうか。トライアンドエラーを繰り返し、成功例を蓄積していった結果、今の私がある、といった次第だ。

失敗の数なら誰にも負ける気がしない……が、実際問題料理のウデはどうかといえば、私の中ではまだ初心者マークが外れていない。

そこのところは誤魔化しようがないので、編集のナカジマさんには正直に打ち明けた。

……
…………。

さすがにこうなっては企画倒れかと思いきや、意外にも「オッケーブロッコリー」との答えが返ってきた。

果たしてどんな企画書が上がってくるのだろうか。
不安もあるが、どちらかといえば楽しみで仕方がなかった。

(つづく)

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