新収益認識基準について

・新収益認識基準(正式名称は収益認識に関する会計基準)について具体的にまとめてみました!

1.新収益認識基準とは?

2014年5月から「顧客との契約から生じる収益」として、国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)が共同して開発した収益認識に関する包括的な会計基準のこと。
2018年から1月1日以後開始する事業年度から採用される。
これに際して、日本でも国内外の比較可能性の確保から、2021年の4月1日以後開始する事業年度から【強制適用】されている。

2.収益を認識するための5 STEP

STEP1
顧客との契約を識別

STEP2
契約における履行義務の識別

STEP3
取引価格の算定

STEP4
取引価格の配分

STEP5
収益の認識

3.具体例

「クーラーを5年間の保守サービス付きで90,000円で販売 
独立販売価格はそれぞれクーラーが80,000円  保守サービスが20,000円である」

STEP1
契約を顧客と合意

STEP2
この契約はクーラーの販売と、5年間の保守サービスの提供である

STEP3
取引価格は90,000円である

STEP4
それぞれの独立販売の比率で配分する

【クーラー】
90,000×(80,000/100,000)=72,000

【保守サービス】
90,000×(20,000/100,000)=18,000

STEP5
当期首の売上高は
72,000+(18,000÷5)=75,600円

次期は3,600円(保守サービス)の収益を認識

以上のように収益を認識します。

もし、間違っている箇所があればご指導よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?