見出し画像

なりたいおとな


私はこんなふうになりたい、と思う大人がたくさんいます。今まで手を差し伸べてくれたり、自分のことを助けてくれたりした人、かっこよく生きている人。数えればキリがない、、ことはないですが、まあまあいます。

そう思うと同時に、自分はそんな大人になれるんだろうか、という不安のようなものが頭の中をよぎります。でも、素敵な大人と思われたいと考えて生きていたら、めちゃくちゃに嫌ーなやつになりそうで怖いです。

私がなりたいおとなの1人に中学生の時の塾の先生がいます。
その先生は歳はとっていたけれど、背筋がしゃんと伸びて頭が良くて、中学生の私から見てもとてもかっこいい先生でした。そんな先生が、英語の授業中の話の中で「みんな、誰かからどう見られたいかを考えて生きている。私もどう見られたいか考えて振る舞っています。」と言ったのです。あるがままに生きて、それだけでかっこいいと思っていた先生が、そんなことを言ったのでとても意外に思ったのを覚えています。

私が、普段かっこいいなあ、、と思っている人も自分がどう思われるかを生きていると考えるとなんだか安心するような気がします。みんな生きていてそれだけで素敵なオーラが自然と出てくるわけじゃないんだなあ。当たり前か。

自分の感じたおとなの素敵をみつけることが、なりたいおとなになるための一歩なのかもしれない。それは言葉かもしれないし、服装かもしれないし、髪型かもしれない。たくさんのおとなの素敵を集めていると歳を取るのも楽しくなってきそうな気がしてきた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?