『QREATOR CAMP 』vol.06 西野亮廣「QREATORの未来」
本日は『QREATOR CAMP』の最終回。
http://peatix.com/event/254891
トリを務めるゲストは西野亮廣さん。
正直、西野さんのことをよく知らなかったし、どちらかというと過激なことを言って炎上させている人、みたいなイメージがあったのだが、話を聞いてみたら、全然印象が違って、本当に素敵な人だった!
以下は印象に残ったことなど。
■「おとぎ出版」と「しるし書店」を作ったわけ
DVDも流通を通すと3000人いないとペイできないとなるが、3000枚作る原価は27万円でしかない。だから、100人募って出せる仕組みで、才能が埋もれないようにしたかった。
中古の本を考える時には、誰がつけた分からない傷は価値が下がることでしか無かったが、例えば孫正義が読んで、線を引いたり、端を折った本はむしろ価値が上がるはずだと考えた。
■ハードとソフトの両方を作りたい
ソフトだけでは駄目だと気づいた。どうやったら本が売れるか、特に本も中身の情報自体はどうやったってフリーにならざるをえないから、本を作り続けられるための仕組みを作っていきたい。例えばツタヤで1500円払う以上に、簡単に1500円払える場所はどこだろうか。
■本気でディズニーに勝ちたい
ディズニーに勝つのは教育を抑えるしかないと思ったりもして、ラオスに目をつけている。教科書に載るために学校をたくさん作ることだって考えている。あと日本のようにテレビというメディアが強くない国は、未来的な発送が通じやすい。
■情報革命で世の中がどう変わるか
情報革命で生まれるのは「ユーモア」かもしれない。
戦争するかどうかは、王様が決める時代があり、政治家が決める時代があったが、もはやこれからの時代は戦争する理由は「面白いから」しかないのかもしれない。そんな時に時代を動かすのは芸人なのかもしれない。これからの時代「儲かるかどうかはAIが考えてくれる」「人間が考えるのは面白いかどうか」である。
■クラウドファンディングとは
受注生産できることが最大のメリットで、立ち上げてからどれくらいの需要があるかを確かめられる。決して「金のなる木」ではなくて、自分の信用を換金する両替機と思う方がいい。立ち上げてから、そのURLと共に、あとは一人ひとりにメールしてお願いしていくのが一番良い。
■行動するのに必要なのは
よく「勇気がない」という人がいるが、必要なのは「情報」ではないか。「情報」は「勇気」を与える。行動しない理由を「勇気」にしない方がいい。そして、これからの時代は「許されるチャーミングさ」が必要。プロットフォームも誰がやっているかで使う方も決める時代なので、嘘をつかず、自分らしく思ったことはどんどんやろう。
とりあえず以上。
本当に本質的で、しかも「おもしろいこと」に正直で純粋で愛がある人だと思った。
これだけ世に騒がれるのも、これだけファンや仲間がいるのも非常に納得。せっかく知り合えたので、何かでご一緒できるように頑張りたい。
それにしても、この『QREATOR CAMP』はすごかった。
個人的にも色々参加してる方だし、主催側としてもそれなりに経験を積んでいるが、他に類を見ないくらいダントツで素晴らしいトークイベントだったと思う。
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