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Netflix『バイオハザード:RESIDENT EVIL』が面白い

Netflix『バイオハザード:RESIDENT EVIL』が面白かった。

原作ファンからは賛否両論とも聞いたので、あくまでゲームを未プレイで、ドラマ単体としての評価だが、私はぐいぐい引き込まれ一気に見た。

(以下ネタバレ含みますのでご注意ください。)

海外ドラマ特有の展開感は、このドラマに限ったことではないが、一番印象に残っているのは1話のラストシーン。

画像は全てオフィシャルの予告編より引用

あれは素晴らしかった。想像を裏切りつつ、シリーズ全体を予兆させるあのシーンは見事だったと思う。

現在と過去が交互に描かれるスタイルは、SFではドラマや映画でも珍しくないが、未来がなぜこうなってしまったんだろうという謎が常に提示されているので、それだけで見続けたくなる。

交互に描かれることで、時々、集中力が途切れる感じもあったが、それでも、段々と真相が繋がってくる感じがドキドキする。

仲の良い姉妹が、どうして離れ離れになってしまったのかとか、もっというと妹は生きてるの?死んでるの?やっぱり生きてたー!みたいな感じは、この構成あってのワクワクだったと思う。

個人的に家族の話が好きなので、そこに加点されているかもしれないが、代理出産で産まれた双子の姉妹と、研究者の父という設定だけで、そこに何があったか気になってしょうがない。

お父さんがすこぶる怪しいので、最後はハッピーになって欲しいなあって思いながら見ていた。

『SPYxFAMILY』とかもそうだけど、こういう「ワケあり家族」の話は、その行方がどうしたって気になるもの。心のどこかで、家族の幸せを祈りながら見ていた。

このドラマの素晴らしい所は、登場人物はそこまで多くなく、それぞれのキャラクターの転がし方や、関係性の変化が上手に描かれているところ。

正直いうと、多少強引な展開をするところもあるのだが、リアリティを取るか、時短を取るかはトレードオフなところもあるので、個人的には許せる範囲。

そこにも関わるが、姉妹の絶妙に向こう見ず(自分勝手)な感じは日本人的にはややイラッとするところもあるが、でもそうやって時々イラッとしながらも引き込まれるのは、キャラクターが活きている証拠とも言える。

ドラマや映画が当たる時というのは、往々にして「ラスボスが立っている」ことが多い。とんでもなく悪だが、めちゃくちゃキャラが立ってて、それゆえドラマが盛り上がるのだ。

例えば、『アヴェンジャーズ』のサノスだったり、『スターウォーズ』のダースベイダーだったり。このドラマで言えば、アンブレラ社のCEOイヴリン・マーカスだろう。

キャラクターも素晴らしいが、パオラ・ヌニェスが演技が抜群によかった。この人、今後めちゃくちゃ人気でそう。

きっとシーズン2あると思うが、待ち遠しい。楽しみだ。

Netflix『バイオハザード』
https://www.netflix.com/title/80996532


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