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【チャリティ・イベント・レポ No.78】オペラ「ふたりのももたろう」

昨日7月30日(火)夜は、渋谷にある伝承ホールで開催されたオペラ「ふたりのももたろう」へ。

夏休み期間らしく、ファミリー向けのオペラです。
子ども食堂支援になる寄付付きチケットがあったので、購入して、行ってきました。
寄付付きチケットとして、一般3500円のところ、プラス1000円の寄付がついていました。こちらは、子ども食堂を通じた公演への無料招待実施の資金となります。

このオペラは、絵本「ふたりのももたろう」を原作にしたものです。
一人は、みなさんもご存じのももたろう。
もう一人は、鬼に育てられたももたろうです。
この発想は面白いですね。
絵本のサイトを見ているだけでも、なるほどと思ってしまうので、ぜひご覧ください。

さて、このふたりのももたろうがあったらどうなってしまうのでしょうか!?
今回の舞台では、多様性を大事にするということが物語の中から知ることができるものになっています。

会場は、親御さんとお子さんの家族で鑑賞に来ている方々が多かったです。
また、視覚障害者の方向けに、本公演が始まる前に、出演者の声の紹介がありました。それぞれの出演者が、声だけで、登場人物の名前を自己紹介して、誰がどの役を演じるのかがわかるようにしていました。
こういったケースを見るのは初めてでした。
いろいろな情報保証の形があるんですね。

今回の主催は「若い演奏家の為のプロジェクト」です。
下に同プロジェクトの紹介を載せておきましたが、こういう取り組みも大事ですね。

ちなみに、本公演は、文化庁系の芸術文化振興基金の助成によって開催されています。助成事業の受益者として、芸術を享受することができました。

なお、寄付付きチケットの寄付について、特に公演でのアナウンスやパンフなどで紹介はありませんでした。

オペラ「ふたりのももたろう」

会場:渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
主催:若い演奏家の為のプロジェクト
■公演スケジュール
2024年7月30日(火)14:00
2024年7月30日(火)19:00
2024年7月31日(水)14:00(スペシャルバージョン公演)
※開場は開演の30分前
※上演時間は約1時間10分
■チケット料金
親子券:4,000円(大人一人と中学生以下の子ども一人)
一般:3,500円 学生(大学生以下):2,000円
寄付付きチケット:4,500円(入場料+子ども食堂を通じた公演への無料招待実施の資金)

絵本「ふたりのももたろう」の物語を心躍る音楽に乗せてお送りする、大人も子どもも楽しめるオリジナル作品。
オペラ歌手と俳優のコラボレーションによるサイコーに楽しいオペラです!!
【あらすじ】川から流れてきたももから生まれたももたろうは、おばあさんとおじいさんに育てられます。一方、拾われずに海に流れ出て島に流れ着いたももからも、もう一人のももたろうが生まれ、島の心優しい鬼たちにひろわれます。やがて鬼に育てられたももたろうは大きくなり、自分の住む島を知って欲しいと、名前の無かった島に「にじがしま」と名付けPRをすると、島にはたくさんの人がやってきます。鬼たちとももたろうが皆で楽しく暮らしているところに、鬼ヶ島の悪い鬼を退治したももたろうがやってきて二人は対面します。さて、ふたりのももたろうはどうやったら仲良くなれるでしょうか?
昨年行われた初演時からさらにブラッシュアップして渋谷に参上します!
2日目は、子どもたちが「にじが島にやってくる引仮ひとかどうぶつ」に装して参加できるスペシャルバージョン!
インクルーシブな劇場体験ができちゃう「スペシャルバージョン」へのご参加もお待ちしています!

今回の公演は、たまたまPR TIMSEのリリースで見つけたものです。
こちらのプレスリリースに公演や主催団体のことも詳しく書かれているので、ご覧ください。

若い演奏家の為のプロジェクトとは
2013年8月、関東在住の若手演奏家数名により旗揚げ。以降、年間1~2のオペラやクラシックの公演を企画、実施している団体。
2014年には劇団昴の協力を得て「美しい日本の歌と音楽付き朗読・セロ弾きのゴーシュ」を制作。2015年「演劇×オペラ マクベス」を制作、上演。
シェイクスピアの戯曲の朗読とヴェルディのオペラを組み合わせた斬新な舞台は評判を呼び、翌年再演を果たす。
以降【演劇×オペラ】のシリーズは文学座の高橋正徳を演出に迎え「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」「マクベス」など3作品、10公演以上を上演し好評を博している。 
2023年には絵本を題材とした初のオリジナル作品「キッズオペラ・ふたりのももたろう」を一般社団法人プレイキッズ・シアターとの共催で開催し好評を博した。
今後も更に他分野とのコラボレーション作品の制作及び、若手演奏家及び俳優の起用を拡充していく予定。



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