見出し画像

【NPO書評】取材・執筆・推敲 書く人の教科書 5/21

文章を書く仕事があるNPO関係者に絶賛おススメする本に出会ってしまいました。
例えば、申請書。
例えば、HPの記事。
例えば、企画書。
いろんな場面で文章を書く機会があると思いますが、文章を書くことの心構え、意識、技術などを学べる一冊です。

取材・執筆・推敲 書く人の教科書
古賀 史健 (著)

世の中には、NPOの業務に限定した教科書的な本はありません。なので、まったく違う分野の本の内容をNPOに置き換えて使えるかどうかを翻訳していく必要があります。
この本は、ぜひNPOの仕事に置き換えて翻訳しながら読んでほしいですね。
本来は「ライターの教科書」ですが、NPOの書く仕事にもめちゃくちゃ勉強になる内容ばかりです。その前提が、ライター=取材者という視点です。
文章を書くライターのことを筆者は取材者と定義しています。NPOの文章もすべて現場の取材(自分が現場担当者であっても)があってこそ生まれてくるものです。そのために取材者としてどんなことをしなければいけいないのかをとてもわかりやすく、具体的に説明しています。
この視点がほんとNPOの情報発信や文章に必要ですね。助成金申請書も、地域、社会、現場、団体内、受益者に対する取材があっての文章です。
ということで、それぞれの章で、NPOに置き換えても、いちいち納得の内容でした。かつ、一度読み終わっても、何度でも読み返したくなる一冊です。
山田も文章への心構え、意識が変わりました。一つ上のステージにあがった気分です。実践していきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?