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【NPO書評】メタバースとWeb3

新しいことを学ぶのには、そのテーマの本をまずは一冊読んでみるのはよいですね。
知的好奇心とともに読めるのはさらによいです。
ということで、ここ最近、よく目にする「メタバース」と「Web3」について学ぼうと思って、手に取ったのがこちらの本です。

たしか、JCNEの理事仲間の佐藤大吾さんがFacebookで紹介されていたのが気になって購入したものだっと思います。

メタバースとWeb3
– 2022/3/30
國光 宏尚 (著)

実にわかりやすい!

ただ、メタバースやWeb3を山田がそのまま説明することはまだまだ出来ませんが、この本を読めば、概要を理解することができます。技術的な難しい話はなく、Web1、Web2、Web3という流れを押さえつつ、インターネット上のプラットフォーム(仮想空間)の進化としてのメタバースの現在地と近未来について、分かりやすく解説されています。内容はあくまでも、理系向けではなく、文系向けの内容です。
ここ数年、インターネットやテクノロジ―の第一線でビジネスや投資をされてきた著者が見てきた変化や進化について、具体的な事例を踏まえながら解説されています。
ページ数も200ページくらいでサクッと読みやすい内容なので、入門書的に読みたい方にはお薦めです。

そうそう、本書の特徴としては、単なるテクノロジーや事例、ビジネスの紹介にとどまらず、メタバースやWeb3が生み出された思想やその価値、そこから見えてくる2,3年後のネットの姿もしっかり紹介されています。ここが大事なところですね。
メタバースやWeb3の解説だけであれば、ネットの記事だけでも十分ですが、これによって社会がどのように変化していくのかというビジョンを感じること、イメージができることが大切です。
NPOのみなさんも、メタバースやWeb3で自分たちの活動がどう変化していくのかをイメージしながら読むのをお薦めします。

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