【チャリティ・イベント・レポ No.23】『第67回 ⽇本⾚⼗字社 献⾎チャリティ・コンサート~時代を超えた傑作たち~』
赤坂のサントリーホールで開催されたチャリティ・コンサートに行ってきました。
第67回 ⽇本⾚⼗字社 献⾎チャリティ・コンサート
~時代を超えた傑作たち~
コンサートの収益金は、日本赤十字社へ寄付され、献血運搬車の購入・整備資金に充てられるそうです。ただし、今回は、能登半島地震を受けて、収益の一部は、日本赤十字を通じた能登半島地震の義援金にも寄付されることになりました。
ソニー音楽財団による「日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート」は、1990年に始まったそうです。その当時、HIV/AIDS 問題をきっかけに大きく社会問題化された「献血」に対する認識をより一層高めるために企画されたそうです。
以下のサイトを見ると、2022年度までの日本赤十字への寄付金額は114,405,892円(当日の募金含む)だそうです。
ちなみに、1990年の開始で、2024年の今回は第67回ということなので、年に数回、各地で開催されています。ここ数年は、新型コロナの影響でしょうか、毎年1月に東京のサントリーホールで開催のみとなっています。
今回出演のピアニストの石井琢磨さんは1989年生まれで、若手ピアニストです。「オーソドックスな古き良きクラシック音楽に主軸を置きながら、「クラシックをより身近に」をコンセプトにした動画配信も行う新しいタイプのピアニストとして活動している。」という、今、注目されているピアニストです。YouTubuチャンネル(「TAKU-音 TV たくおん」)も開設しているそうです。
石井さん演奏による、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、とても心に響きました。山田史上、クラシックの中では、よく聴く曲のベスト10に入る曲だったので、実によかったです。
後半のベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は、もっとも有名な曲ではないでしょうか。冒頭の演奏は聴いたことがありますが、今、思い返すと、全部を聴いたことがなかったと思います。ようやく、こういう曲だったのかと、全容を知ることができました。
さて、チャリティ・コンサートとしての記録です。
コンサートの開始にあたって、ソニー音楽財団の理事長による冒頭の挨拶で、コンサートの趣旨などをしっかり説明していました。
休憩の時間のアナウンスでも寄付の趣旨などの説明を丁寧にされていました。
休憩時間と終演後の時間帯では、会場ロビーでスタッフの方が募金箱をもって、募金を呼び掛けていたのが、好感を持てました。観衆のみなさんも寄付をしていました。
ちなみに、本来は、日本赤十字の献血事業のための募金活動ですが、今回は能登半島地震の義援金の募金も行っていました。募金の趣旨が違うため、それぞれ、募金箱を分けて、募金活動を行っていたのも、とても素晴らしい取り組みでした。
会場で配布されたパンフレットやチラシでも、チャリティの趣旨説明や、日本赤十字の献血活動、能登半島地震の義援金の紹介も行われていました。パンフレットはこちらのサイトからダウンロードできます。
https://www.smf.or.jp/concert/nisseki67/
最後に、今回のコンサートはチケットが完売してしまたっということで、ライブ&アーカイブ配信を実施されています。オンライン配信の収益も、チャリティになるので、チャリティに参加したい方はぜひどうぞ。
やっぱり、チャリティって、いいですよね。
追記:2024年2月3日(土)
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