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【NPO書評】推しの公園を育てる!: 公園ボランティアで楽しむ地域の庭づくり

仕事柄、様々な活動を見聞きしています。
知っている活動の種類はだいぶ多いはずです。
でも、まだまだ知らない活動がありました。

今回の本は、公園ボランティアをテーマにしたものです。
公園ボランティアに「公園愛護会」というものがあるのを初めて知りました。
公園愛護会とは、市民が自ら公園の掃除や花植え、剪定、管理などを行うことで、自治体によっては各種支援制度があるそうです。

公園ボランティアや公園愛護会についての入門書であり、ガイドブックであり、ケーススタディなどが一冊にまとまった本です。
まったく知らない世界だったので、驚きをつつ、すごく楽しく、読むことができました。

推しの公園を育てる!: 公園ボランティアで楽しむ地域の庭づくり
2024/4/24
一般社団法人みんなの公園愛護会 (著), 椛田 里佳 (著), 跡部 徹 (著)

自分で住んでいる地域の公園を、地域住民や近隣の学校や福祉施設などの人が管理をしているケースがあるんですね。
掃除や花壇の手入れなどから、地域住民で楽しめるイベントなどを実施することも。
本書で取り上げられているケースは、地域の公園を楽しむための公園ボランティアの姿がいろいろ紹介されています。
自治体が管理する公園ではなく、地域住民が公園を楽しむために積極的にボランティアとして参加しているというのがいいですね。また、その活動を応援するために自治体の支援制度があるという形は面白いですね。公園ボランティアが公園に植えるための花や植物を自治体がカタログにしてそこから好きなものを選んで苗がもらえる制度など、なるほどと思いました。

本書を読むと、公園好きがさらに公園を楽しむためのノウハウ本でした。
タイトルの通り、まさに「推しの公園」ですね。

さて、この本は、一般社団法人みんなの公園愛護会とその関係者が著者となっています。
この一般社団法人は、公園愛護会をテーマにした中間支援組織です。
アンケート調査なども行っているそうです。
気になった方はHPもチェックしてみてください。
https://park-friends.org/

本書を読むと、地域の公園の可能性を感じます。
山田もいつか公園デビューがしたいです。

NPO活動でも、もっと公園の活用があってもよいですね。
そのヒントが詰まったような本です。


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