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ハロー効果とは?-行動経済学の理解と実践41

会社の人事評価でもよく注意点として取り上げられることが多い認知バイアスの一種がハロー効果です。

認知バイアスとは、物事に対する評価や直感が経験や先入観によって非合理になってします心理現象です。

ハロー効果は、ある一点の顕著な特徴に引きずられてその他の要素が影響を受けてしまうことを言います。

人事評価ついては、例えば、前任者の高評価であったり、営業成績などによって、その他の要素の能力評価にまでプラス評価がつけられるようなことをいいます。

ハローというのは、Hello(こんにちは)ではなくHalo(後光)のことです。

後光がさして見えるということから来ています。

上の例はポジティブな例ですが、ネガティブでもありえます。

ことわざで「アバタもエクボ」(相手に好意を持たれればどんな欠点も長所に見えるたとえ)が当てはますが、同時に、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」(あるものを憎むとそれに関係する全てのものを嫌うこと)も当てはまるということです。

マーケティングでの活用は?

ハロー効果はマーケティングへの応用されています。

例えば、ウィンザー効果でも重要性を説明した口コミの効果です。


第三者からの高評価と口コミによって関心を持った人は商品・サービスに好意を持ってくれる可能性は高まります。

口コミにも関係しますが、第一印象に磨きをかけることが重要です。

顧客があなたの商品・サービスに出会う場所がどこなのか?

例えば、お店の陳列棚ならパッケージのデザインなどいかに目を引けることができるか。

ブランディングによっって第一印象を高めることが重要です。

百年の恋も一時に冷める?

ハロー効果はポジティブなものであれば評価されている方としては非常に嬉しいことです。

ただ、やはり気をつけないといけないのはあくまで人の気持ちは移ろいゆくものであるということです。

最初は気に入ってもらっていろんな足りない要素までプラス評価されてくれていても何度か経験しているうちに、「あれ?」と思うことがあれば、プラス評価が一気にマイナスに変わってしまいます。

ようするに、長期的な関係を目指すのであれば中身でしっかりと評価してもらわないといけないということです。

まとめ

一つの顕著な要素が他を含めた全体の評価につながるハロー効果について説明しました。

結論としては、第一印象の部分でこけると全てがマイナスになりかねませんからしっかりと外見(パッケージ、ネーミングなどや口コミ評価)は重要です。
ネガティブな評価は挽回するのは大変ですが、ポジティブな評価は何かをきっかけにして全てがマイナス評価に変わることはあります。

だからコンテンツの部分でもしっかりと満足してもらえるように良いものにしていく必要があります。

そう考えると、商品・サービスの評価も人の評価も同じですね。


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