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【2023年 菊花賞】注目馬3頭見解


■ソールオリエンス

セントライト記念2着から参戦するソールオリエンス。
2連勝で挑んだクラシック第一線皐月賞では、後方一気で勝利を決め、見事G1制覇を果たした。なお、キャリア3戦目での皐月賞制覇は史上初となる。
続く、日本ダービーでは、勝ったタスティエーラにクビ差の2着で負けてしまった。
前走セントライト記念も2着となったが、外枠でのスタートで終始外を走らされた中での2着は、むしろ負けて強しと言っていいだろう。
通算成績は5戦3勝 3-2-0-0と、連対率100%は、メンバーの中では十分過ぎるほどの実績。言わずもがなだが、世代トップの実力馬であることは間違いない。
スピードとスタミナが問われる淀の長距離戦、鞍上の横山武史の手綱さばきに期待したい。
15年覇者キタサンブラック産駒のソールオリエンス、菊花賞父仔制覇と話題は尽きない。二冠達成で名実ともに世代のトップとして証明してほしい馬だ。

■サトノグランツ

神戸新聞杯1着から参戦するサトノグランツ。
道中はトップの集団を追走する形で展開し、うまく立ち回りながら結果レースレコードでの快勝は、見事としか言いようがない。
日本ダービー11着が気になるところだが、後方から見せ場なく終わった印象だ。ただ、メンバー上がり2位のパフォーマンスを見せておりこの馬の持ち味はしっかり出せたところは評価したい。

京都は、京都新聞杯で経験済みで、しかも勝っているため、むしろ舞台適正は十分と言って良いだろう。
サトノダイヤモンド産駒の初年度産駒として代表格な馬。期待したい。

■ファントムシーフ

神戸新聞杯3着から参戦するファントムシーフ。前走では逃げの戦法だったが結果及ばずだった。ただ、レコード決着だったことを踏まえると、3着は上々と判断したい。
皐月賞3着、日本ダービー8着と、これまでのクラシックでは結果が出ていない。
しかし、その前の共同通信杯では、のちのダービー馬であるタスティエーラを破って勝利しているため、ポテンシャルはあると信じたい。
また、後方からのレース展開や、前走のような逃げ戦法もできることがわかり、変幻自在を持った馬であることからも、その能力の高さがうかがえる。

鞍上は、日本ダービーから騎乗している武豊騎手。長丁場は騎手の腕が重要であるため、好材料であることは間違いない。
3戦目の騎乗であるため、馬の能力を十分に引き出すことを期待したい。

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