優秀なプロデューサーと、そうじゃないプロデューサーの違いって?
ブログは今まで書いては途中で飽きての繰り返しだったんですが、GUILDの深津さんのブログの下記箇所を読んで、自分が経験しているなりのことはシェアしていかないとなぁと思い、やっぱり始めてみました。
深津さんの記事から引用させてもらいます。http://fladdict.net/blog/2014/11/syain.html
11: コミュニティに貢献しなさい
一番大事なことです。ブログ、オープンソース、勉強会・・・etc。なんでもよいので、業界とコミュニティに明解な形で貢献しなさい。スキル、経験、情報、チャンス、仲間、仕事、あらゆるものが貴方の周辺に集まります。与えたものは必ず何倍にもなって返ってきます。主要なオープンソース・プロジェクトのコミッターで、職に困っている人などまずいません。退職するまえに確固たる地盤を築くのです。
簡単に自己紹介しますと、
某デジタル系の広告制作会社で働いて7年目になり、現在はインタラクティブプロデューサー/ビジネスプロデューサーという肩書きになって色々やってます。
入社してからは、キャンペーン系を多くやっていて、そのあとはデジタル使ったプロモーションとか、インスタレーション系を多くやって、今はプロダクト系が中心になってます。
普段いろんなプロジェクトをする中で、日本を代表するようなCDの人や、プロデューサー、テクニカルディレクターの方など、この人ほんとすごいなーと尊敬できる方と、お仕事させていただく機会が運良く多くあり、そんな優秀な方々に共通するポイントをプロデューサー視点で、シェアします。
※プロデューサーじゃなくて、ディレクターや、インタラクティブディレクターにも共通することもあると思いますが。
①優秀なプロデューサーは周りを安心させて、そうじゃないプロデューサーは、周りを不安にさせます。
優秀なプロデューサーはその人がいればなんとかなるという安心感を与えてくれる保険みたいなものです。自分が不安な時も優秀なプロデューサーはそれを表に出しません。
②優秀なプロデューサーはマクロとミクロの視点でプロジェクトをみて、そうじゃないプロデューサーは、ミクロの視点でしかプロジェクトをみません。
プロジェクトは短期間で終わるものも、半年以上の長期間にわたるものもありますが、優秀なプロデューサーはマクロな視点とミクロな視点を使い分けて、プロジェクトのゴールに向けたリスクや地雷を肌感覚として掴むことができて、他の人がそこに行き着くまでに地雷を除去してなきゃいけません。
③優秀なプロデューサーはパスの出し方が上手で、そうじゃないプロデューサーはパスが正しい方向に出せません。
優秀なプロデューサーは曖昧を嫌います。誰に、何を、どこまでお願いするかを明確にして、曖昧な指示は出しません。曖昧にしておくことが後で痛い目にあうことを感覚的、経験則から理解しているからです。
④優秀なプロデューサーはレスが早くて、そうじゃないプロデューサーほどレスが遅いです。
プロデューサーに限らずですが、優秀な人ほどレスが異常に早いです。自分がボールを持っている時間を短くすることが、プロジェクトを前に進めていくうえで重要だということを理解しています。今回初めてお仕事ご一緒させている dot のSaqooshaさんは死ぬほどレス早くて、いつ実装しているんだろうと、ほんと驚きます。
⑤優秀なプロデューサーはいざという時はパワープレイを仕掛けますが、そうじゃないプロデューサーはいつもパワープレイになります。
優秀なプロデューサーは、力の入れどころ、抜きどころが上手です。長いプロジェクトの中でギアを入れ替えるタイミングを理解して、時にはパワープレイでプロジェクトを前に進めていきます。プロジェクトにおいて、特に初期の推進力が後の動きを楽にすることを理解しています。
⑥優秀なプロデューサーは雰囲気作りが上手で、そうじゃないプロデューサーは下手くそです。
周りの雰囲気を良くすることが、プロジェクトを円滑に回す上で重要だと感覚として理解しています。日本を代表するようなCDの方も周りを緊張させない場づくりや、雰囲気作りが上手で、周りを萎縮させないように気をつけています。
⑦優秀なプロデューサーはリソース(人、モノ、カネ)を適材適所に使って、そうじゃないプロデューサーは無駄に使います。
優秀なプロデューサーは適材適所の重要性を理解し、誰に、何をお願いするかの、プロジェクト初期の体制作りに最も神経を使います。適材適所の体制構築がプロジェクトの8割ということを感じています。
これ自分ができているわけではなくて、優秀な方(プロデューサー寄り)に共通するポイントを挙げてみただけなので、お前できてないじゃんと怒らないでくださいね。
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