見出し画像

【Think Simple 】(著: ケン・ シーガル)を読んで

本書からのアクションプラン
【シンプルに提案する】

Think Smartなどの「Think 〇〇」な本を読みたいと思って入手した本書。思っていた中身/シリーズではなかったです。本書はスティーブ・ジョブズという類稀なカリスマ性を持つ経営者の経営手法が書かれていました。
要約すると「simple is best」です。アップル製品にはその神髄が詰まっていますね。「創造的思考に価値を置く人のための企業」と本書内でも言及されています。

強力なリーダーシップ

本書では常にスティーブ・ジョブズの強力なリーダーシップが描かれている。その行動理念の神髄が「simple」だ。これを読んでいると、ある種の反語が頭をよぎった。それは「多数決」だ。
幾度となく採用される便利な議決方法の多数決。しかし多数決の闇にはあまり触れられたことがない。その闇とは「責任回避」にある。つまるところ、多数決で決めたことで失敗しても責任の所在が曖昧なのだ。一方でジョブズは自分の信念に従い、即断即決を慣行する。そこに迷いはない。
自分を信じて決断できる。だからこその経営者だろう。他者への迎合、みんなが言っているからそう。悪い表現でいえば「空気を読む」。そうやって流されることがないから、みんなと違う事をやり続けられるから一流なのだろう。そのように読み取った。

2.創造性を掻き立てられるアップル製品

アップル製品群のデータ親和性は非常に高い。そのため、一度それらに囲まれるとなかなか他製品に変えられないのだ。iPhoneしかり、Macしかり。
そして最新機種のiPhone13 Promax。その圧倒的なカメラ性能は本当に創造性を掻き立てられる。iPhoneで撮影したデータをシームレスでMacやiPadで編集できる。これこそ冒頭に書いた「創造的思考に価値を置く人のための企業」を実感できるものである。何より、製品そのものがシンプルに作られており、直感的に操作できることが大きい。

3、シンプルに提案する

あれもこれも、ではなく、あれかこれか。提案するものを定義づけるものは何か。
アップルにとって、Think differentキャンペーンで「物事をまるで違う目で見る人たちをたたえ、世界を前進させた人たちをたたえる」事だと世界に発信した。本質を追求することは、シンプルへと帰還するのである。
自分も色々と提案するにあたり、シンプルを追求したメッセージを作りたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?