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女性による改善活動発表会を聴講した

製造業の製造現場において、女性が主体となって現場改善する、その発表大会聴講のため東京大田区蒲田へ行った。この蒲田の地に訪れたのはコアラファイナル進出時以来の、実に5年ぶりになる。

主にトヨタ系の企業はQC活動そのもの、という印象。そのほかの場合、仕事を進める上での職場環境的な困り事や、発表者自身のエピソードトークなどがあった。特にエピソードトークでは男性主体の技能五輪に女性が挑んだ話や、出産を経てスタッフ業務へと切り替わりそこでの奮闘記など聞き応えがあった。
全体的に20代半ばの女性が登壇しており、若手の登竜門というイメージだった。

女性ならでは、という視点では「体格差」視点が主だった。男性に比べ小柄、力が弱いなど。そのため作業台の高さや手の届く範囲の差、そして重量物の取り扱い。それらの点を改善し、誰でも働きやすい職場環境への改善をしていた。
※男性脳、女性脳による視点の違いは見つけにくかった。とはいえそれ自体がアンコンシャスバイアスなのだろうか

自分の元職場でも女性はそれなりに多い。とはいえ男性主体の職場。女性の体格差には気づいていたが、そこへの改善は自分自身は弱かった。やはり自分が当事者ではないため直接的に困っているわけではなく、かつ職場の構成員の主は男性。どうしてもマイノリテとなる女性目線の改善は効果が限定的で優先順位が上がらなかった。

当人が困っているからこそ自身で改善活動をする動機付けが生まれる。また、そういう改善する場/できる場がある、というのが大きな気づきだった。
※困っていないと活動の動機付けにならない

見に来て良かったと思う。特に育児休職明けのエピソードトークは元職場の同様な立ち位置の後輩に聞かせたかったし、登壇者と同年代で少しくすぶっている若手にとっても「同年代の頑張り」は刺激になるのでは、と思った。
そもそも社内においても女性が少ない現状で、他社の頑張る事例は大きな参考になると思う。
※一つのキャリアパスになる

来年は名古屋開催。社内でも聴講のみならず出場も啓発していきたい。


早朝の新幹線では綺麗な富士山を撮影できました。


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