【「エンタメ」の夜明け】(著:馬場康夫)を読んで
本書からのアクションプラン
【相手目線で考える】
キングコング西野亮廣さんのvoicyでディズニー誘致の話を聞き、偶然本書が目に入ったので読みました。
東京ディズニーランドという日本にとって極めて大きな娯楽施設の存在。その誕生の歴史を振り返りながら「戦後からのエンタメの歴史」が分かる本です。
個人的にはディズニーのみならず、大阪万博やプロ野球の2リーグ分断の話もあり面白かったです。
1、ギブの精神
他者貢献、すなわちギブの心。それは相手目線で考える事だと思います。
本書ではいたる所にそれが書かれていました。
・ディズニー幹部へのプレゼン時
移動のバスの中で幹部好みの飲み物を用意していた。
その好みは事前にリサーチしていた。
・一流の演者を外国から招待し、同伴で来た妻の買い物時
その女性が迷って買わなかった物を確認し、全部買っておく。
帰国時、それをプレゼントする。
・ソ連からの演奏者を迎え入れるとき
スタッフ全員が同じ格好をして、日本滞在の不安を取り払った。
・ウォルト・ディズニーはピノキオの鼻を丸くした。
無許可の関連グッズが出回った際、鼻が尖っていたら子供にとって危険なため。
他
これはつまり「おもてなし」の心でしょうか。
それを徹底的にやり抜く人たちだからこそ、本となって後世に語り継がれるのだと思います。
自分はというと、、、好きな事では考えて行動できる事もありますが、実際の仕事ではどうでしょうか。
教育をテーマに取り組む事も多いため、相手の理解を促せるようなギブを与えていきたいと思います。
2、好きな言葉集
①ハッタリをかます。
ちょうど仕事でハッタリをかまして上手くいった時に読んでいたので、印象強く残っています。
荷物を運んでいてエレベータに荷物が乗るかどうか、という会話で「乗ります」と言い切った些細なハッタリですが。。。程よくギリギリサイズで乗ったので良かったです。
②賛否両論は、うんと好きかちょっと好きかの違い。
「そんな視点もあるのか」と驚きが率直な感想。
自分や周囲の方世に出した作品が賛否両論になった際に使ってみたい言葉です。
③どんなプレゼンの準備も、 48 時間あればできる。
多分そこまでパワーをかけるプレゼンを作る事もないかと思いますが、記憶には留めておきたい。
趣味(サッカーやコアラーズ、自分の夢)では半日くらいかけて作ることもありました。
④エンタテインメントの基本は模倣であり、『世界の中心で、愛をさけぶ』は『ある愛の詩』に似ている。
セカチューTV版はとても好きな作品です。それの元となった(?)作品、是非見たいと思いました。
⑤シェイクスピアのオリジナルは『真夏の夜の夢』『恋の骨折り損』『ウィンザーの陽気な女房たち』『テンペスト』の4作だけであり、残り33 作は、すべてギリシャやローマの古典劇の焼き直しである。
この知識を持って、中田敦彦のYouTube大学を見たいと思います。
⑥金は自分が何とかするから、今後一切邪魔をしないでほしい。
ほぼ同等の言葉を言ったことがあります。
自分の夢に向かって行動している時に少し揉めた際「今後邪魔をしないでほしい」という言葉が出ました。
夢に向かうという事は、とてつもないエネルギーを生み出すのだと思います。
⑦クリエイターが表に出たら終わり。プロデューサーは黒子に徹すべし。
なんとなく分かります。
スポットライトを浴びるのは演者である。
演者の輝きを見て人は笑顔になるのだと思います。
それぞれの役割に徹する美学がある、そんな言葉ではないでしょうか。
⑧いつだって時代は過渡期だし、キャンバスは真っ白なんだ。
確かに本書の時代はエンタメの黎明期であり、「手探りで作業した」という内容も散見された。
とはいえ、どんな時代であっても結局は自分次第。
「何をやるか」だと思います。
だからこそ「キャンパスは真っ白」なのでしょう。
3、TVで見たい
本書、ドキュメンタリー番組で見たいです。
それぞれの生き様が濃い話でした。
登場人物が多く話が難しくなる所も、ナレーションや顔写真などで放送されると分かりやすいですしね。
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