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【リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術】(著:熊平美香)を読んで

本書からのアクションプラン
【Why(なぜ)を語る】

Kindle内で偶然目についた本書。「リフレクションって何?」という興味から読みました。
要約すると「自分を知り成長しよう」。成長は学習と言いかえる事もできます。

1、リフレクションとは

・リフレクションとは
  自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為。
  「内省」という言葉がもっとも近い。
  ※内省・・・自分の心と向き合い、自分の考えや言動について省みること

・リフレクションの目的
  あらゆる経験の客観視から学びを得て、未来の行動に活かすこと。

「あらゆる経験の客観視」とは自分を知ることであり、そこから行動変容を促す。すなわち成長へつなげる。
それを要約し冒頭の「自分を知り成長しよう」となりました。

「経験の客観視」について色々書かれた本書ですが、経験や感情などを「言語化」ができないとそれが難しい、と感じました。

言語化のスキルは何度も繰り返すことで精度も上がっていく。
そのように思います。
※この読書チャレンジもその「繰り返し」要素が大きいです。

2、認知の4点セット  〜意見・経験・感情・価値観〜

「メンタルモデルを可視化するツール」として紹介されている「意見・経験・感情・価値観」、これを「認知の4点セット」と言っています。

本書で幾度となくこのツールを用いて自己分析します。
リフレクションの基本行為といえるでしょう。
これはつまり、自分の経験の因数分解ですね。

この読書チャレンジでも「面白い、の因数分解」や「笑いの因数分解」を読んできましたが、「要素で分ける考え方」、つまり「解像度を高めた解釈」は大事なんだと学べます。

3、Why(なぜ)を語る

動機の源につながるビジョンを持ち、「なぜこの仕事に取り組むのか(Why)」を自分の言葉で語れるようになると、自ずと動き方も変わる。

本書を読んでいて1番心に刺さったのが「Whyを自分の言葉で語る」です。
そのためアクションプランにしました。
誰かの言葉をそのまま使うのではなく、本の内容をそのまま伝えるのではなく。
自分の考えを、なぜそう思ったかを自分の言葉として語ることができれば、真に自分毎として向き合う事ができるのだと思います。
自分の言葉として咀嚼できていなければ、自分自身が理解でいていない、という事でもあると思うのです。

4、研修で実践したい

本書は実践的な内容が多いのですが、どれも一人でやるには難しく、他者からのフィードバックは必須と感じます。
そのため会社などの研修で取り入れてくれたら嬉しいな、と思いました。

5、誰も否定できるものではない

リフレクションとは「自身の振り返り」であり、そこから導き出されたものは誰も否定できるものではありません。
世間では「こうあるべきだ」「普通は〇〇である」という考え方が多いように思います。
ですが本来、人は皆それぞれ違うものです。
その違いを認める社会であって欲しいと思います。

6、難読な本書

最後に。
本書、タイトルやその説明から「リフレクション」「内省」と聞きなれない言葉でした。
読み進めていく中でも「クリエイティブテンション」「アンラーン」「オーセンティック・リーダーシップ」等、聞きなれない言葉(カタカナ語)が多く登場します。
そのため、言葉の意味に置いてけぼりとなり、本の内容が入ってきにくい状態でした。。。

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