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羅東の茶園で茶摘みの旅
台湾は宜蘭縣羅東にある、正福製茶さんを訪ねました。
正福製茶さんは宜蘭縣にある有機農法の茶園さんです。オーナーの正福さんは4代目で、Uターンで家業を継ぎ、有機農法でのお茶作りを始めたそう。茶園オフィスの壁は勲章で覆われていて圧巻。
まずは正福さんが茶園について丁寧に説明してくれました。茶樹ごとに形と味が異なることを知り、新芽をかじってそれぞれの味のテイスティングを楽しみました。
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今回私たちが摘んだのは、この13號の茶樹。ちょっと赤み掛かっているのが特徴です。一芯二葉でどんどん摘んでいきます。
汚れのように見える黒いスポットは、虫が食べた跡で、その部分は美味しいから摘んでね、とのアドバイス。自然の循環を感じます。
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今回二人で摘んだ茶葉。これがどれほどの量になるのか。
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今回は緑茶を作るため、発酵をせず、すぐに釜炒りです。火を入れると、だんだんとお茶の香りが立ってきます。
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炒り終えたら手揉み。芯が残らないように押します。
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工場へ戻って乾燥させて仕上げ。
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乾燥させている間に、台湾茶のレクチャーをしてもらいました。発酵度合いの違いで6種類のお茶をテイスティング。聞香杯で香りを楽しんで、それぞれのお茶をいただきました。時代の文化によって、好まれる発酵度合いが違って、今は軽めのお茶が主流だそう。
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台湾北部は、年間を通して東京の約二倍の降水量です。どんより曇った日が本当に多い。冬は湿度が高いので思ったより冷えるし、南国!エンドレスサマー!って感じではありませんが(住む前はそう思ってた)、この気候が茶樹に適しているため、美味しいお茶を作ることができます。
地元の伝統を知ることはもちろん、雨の恩恵を知るのは、台湾をもっと好きになることかなと思う。
土質や気候でまた全然違うだろうから、各地方の茶園も行ってみたい!
番外編
羅東夜市で、教えてもらった美味しいものいっぱい食べました。夜市って地域ごとにおすすめ品が違うし、観光の側面もあるけどちゃんと市民の台所になってるのが素敵だなって思う。
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