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第33回:スポーツ業界内でのファンクラブの変遷を軽く~開幕まであと32日

SNS発信もありましたが、ブースタークラブ特典の事務所でのお渡し&発送が本日より始まりました。

本日の日中には、フロント職員が手分けして、それぞれの特典グッズの梱包作業や発送ラベル貼り、整理などを手分けして行っていました。

この作業は、シーズン開幕まで、担当の方を中心に何度もフロント職員総出で繰り返し行うこととなります。

会員数を考えると骨の折れる作業ですが、小規模クラブはどうしてもこういった作業をフロント職員総出で行う必要があったりします。
※プロ野球くらいの規模になると専門業者に依頼していたりします。


自分はプロ野球やサッカーJリーグのクラブ等で職歴がありますが、プロ野球球団で働いている時には主に、ファンクラブ担当を軸にしたマーケティング分野で職歴を積んできました。そうしたことから会員組織作りにはそれなりの知見を有しているつもりです。

(※ちなみに今シーズンのファンクラブ会員設計は関わる前に決まっていたたため、ノータッチの状況です)

そうした経験から、もちろん全てをコスパで判断すべきではないのは重々承知ではありますが、こうした作業が発生するたびに、ファンクラブ会員特典の在り方をいつも考えてしまいます。

そして今年はコロナの状況から致し方ない面もありますが、特典グッズの配送についても、いつも考えてしまいます。


スポーツ業界でのファンクラブの立ち位置は、この10年で大きく変わった印象です。

それまでのファンクラブは熱心なファンの受け皿という側面が強く、コアなファンにどう受け入れられてもらうかが商品設計のメインテーマでした。必然とグッズに力を入れていたところがあります。

でも、これが本当に難しい。グッズを軸に商品組成した場合はどうしても、昨シーズンの特典と今年の特典を比較してしまうのが性。その比較で損得が見えてしまう欠点が拭えません。


そうしたこともあって、最近の主流は、いかに来場してもらうかの観点から商品設計を行うことが強くなってきました。「ファンクラブ会員は来場のエンジンになる」という考え方です。

つまり観戦チケットや割引券を軸にした商品設計で、リテンションをどう促すか、の視点で考えることが多くなってきています。


そんなことを改めて考えつつ、ひたすら特典グッズの梱包を行っていました。特典グッズが手元に届いた方へ。梱包が雑であったら、それは安田がやったからなので許してください。。。不器用なのです苦笑


本日はここまで。
ご拝読をありがとうございました。

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