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Googleストリートビューからの贈り物

幸せな最期が迎えられる不思議な部屋

私の父が亡くなったのは、
昔、私が進学するまで使っていた部屋です。

トイレの前で、便利なので、
私が出た後は
妹が使い、
その後は
年老いた、母方の祖母がやってきて生活していました。

もともとはうちから1時間ぐらいかかる場所に住んでいたのですが、
90を超え、母も心配で
寒い冬の間だけでも、と引き取っていました。
この祖母は、持病らしい持病もなく老眼鏡もなしで
新聞を読むほど元気でした。

亡くなったその日の朝、
少し心臓が苦しいというので、
病院行こうかと準備をしている間に、、
ベッドで息を引き取っていました。
本当に老衰でした。

この部屋はその後、
父の部屋になり、
そして、最期をこの部屋で過ごし、
私たちが見守る中、
亡くなりました。

祖母、父と、
続けて自宅で安らかに眠ることができた
不思議な部屋なのです。

そして、父が亡くなった後、
次は母がこの部屋に移りました。

母には
「幸せな最期が送れる部屋だよ」と言っています。

いつになるかわかりませんが、
私もいずれこの部屋に移る日がくると思います。
そもそも、私の部屋でしたから。

どこで終わりにできるのか?
なかなか希望通りにできないとは思いますが、
こんな不思議なことが続く場、
土地の力があるようにも思うのです。

畑も無農薬で野菜が作れますし、
いわゆる
イヤシロチ(弥盛地)のエネルギーが
あるのでは?と言われたこともあります。

どこかで大いなる力~神なのかなんなのかわかりませんが
それに守られ、
過ごせる、
そう思うだけで、

どんなことがあっても、
なんとかなるような気がするし、

現に何度もあらゆることで
死にかけている私は
そのたびに
生き返っています。

もう少しお役目を果たしたら
幸せな最期が迎えられる部屋に行ける
資格がもらえるのかもしれません。

Googleからの贈り物。

妹が、Google ストリートビューで、
うちの住所を検索してみて、と言うのでみたら。

そこには、

イヤシロチともいわれるうちの畑仕事をしている父の姿がうつっていました。

下をむいてうつむいているので、
顔のモザイクはかかっていませんでした。

まわりの風景から察すると、かなり前なのですが、
父らしい元気な姿でした。

実は、かなり前から
全世界デビューしていたんですね。

知らなかった・・・

野菜たちがたくさん畑に育っている画像でした。

最近、父が植えた
キャベツ、ブロッコリーが
収穫できて食べています。

その間に、闘病、そして逝ってしまった
ので、本当にあまりに早い展開だったなと改めて思います。

肺がんは怖いなぁ。

キャベツあと3玉ぐらいかな。

これを食べちゃうと、もう父が作ったものは
二度と手に入りません。

あらゆる形あるものはいつかなくなる。
けど、つらいな。

父の写真は、Googleからの贈り物にしてキャプチャしました。


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