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自己紹介(35)

当たり前のことのようですが自己紹介は大切です。精神科の往診などをしていると、こちらが何者で何をしてくれる人なのか、何をしに来たのか、さらにはこちらが相手の何を知っていて何を知っていないのか、そういったことから前置きしなければ、相手が警戒してしまって治療のスタートラインにすら立てないということを実感します。

これは精神科に限った話ではなく、例えば当直で患者さんを引継ぐときなどでは、大事な情報がちゃんと伝わっているだろうかと相手は不安になりやすいですし、そもそも引き継ぐという仕組みを分かっていない人だったら、「急に現れたこの人は何者なんだ?」と不審に感じることでしょう。丁寧な自己紹介はそういった余計な緊張や混乱を軽減してくれるはずです。

医療者は予備知識を持って患者さんのところに向かうことが多いですが、患者さんからみれば医療者は突然現れるものだということを忘れないようにしましょう。

文章:精神科やすだ (2006年11月16日初公開)
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●このマガジンは私が以前に発行していたメルマガの復刻版です
●この回はちょっと文章の意味が分かりにくいですね、すみません
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