見出し画像

事情を聞いてみる(53)

相手の無理な要求を断るときの工夫について書きました。ですが、それなりに丁寧に対応しても、それでもなかなか納得してくれない人はいるものです。

おそらくそのような人とは “出来る,出来ない” で争っても埒があきません。簡単には引き下がれない何らかの理由があるか、不安や焦りで余裕がなくなっているのか、もしくはその両方かもしれません。そういう時は、なぜ納得できないのか、事情を聞いてみましょう。

事情が分かれば、その要求自体は通せなくても、何か別の方法を提案してそれで納得してくれるかもしれません。事情をきちんと聞いた上でこちらの判断を示せば、 “焦る必要はないのだ” と気づいてくれるかもしれないし、 “事情を理解してもらった上で断られたなら仕方ない” と思ってもらえるかもしれません。

それでも納得してもらえない場合はどうするか。その場合はもう個人で対応できる範囲を超えていると言っていいのではないでしょうか。

文章:精神科やすだ (2007年3月5日初公開)
*****
●このマガジンは私が以前に発行していたメルマガの復刻版です
●当時と同じように、マイペースでぽつぽつとアップしております
●リクエスト、間違いの指摘など、ご意見がありましたら何でも歓迎いたします
●詳しくは「はじめに」をご覧ください 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?