すばらしい日々
僕は「幸せ」って、わからなかった。
僕は思っていないのに『かわいそうな子』と言われて育った。『かわいそうな子』なんて言われたくなかったから、僕なりにだけれど頑張っていたのに、ちょっとした失敗で叱責されて、僕の存在を否定された。
まわりはいつも、価値観を押しつけて勝手なこと言う。
僕は「幸せ」って、わからなかった。
あなたは『おいしいものを食べるだけで幸せなんだよ』と言った。僕はそれなりにいろんなお店に行っているし、予約しないと入れないようなおいしいお店も知っている。
でも、僕は「幸せ」を感じなかった。
まわりの価値観には、つられない。
先日、あなたと何度か行ったお店でひとり、ごはんを食べた。あなたの言葉を思い出しながら。
うまいやんけ。幸せやんけ。めっちゃ幸せやんけ。
でも、あなたが隣に居てくれたら、もっとメタクソに最上級なスペシャル幸せじゃね?
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