似合わない髪型はない
こんにちは、【STATES omotesando】という美容室で店長をしている小川泰明です。
「自分にはどんな髪型が似合うんだろう?」
「自分にはこんな髪型は似合わない」
そんな感情を抱いたことのある方がほとんどかと思います。
これ自分の持論から言うと、
「似合わない髪型なんてない」
んです。
我々美容師のテクニック次第にはなりますが、どんな髪型でも必ず似合わせることが可能だということを、自分はこの記事を通じて皆さんにお伝えしたいです。
大事なのは髪型ではなく「カタチ」
「髪型が与える印象」にはさまざまな要素が存在します。
・長さ
・形
・色
・質感
この中で、もっとも似合わせに影響を与えるのは、
「形=カタチ」です。
むしろそれ以外はほとんど似合わせに影響は与えません。
それ以外が与える影響は「似合わせ」ではなく「印象」です。
ちょっと乱暴な言い方ですが、
「似合わせ」という一点だけに焦点を絞れば、「カタチ」以外はほんのおまけにすぎません。
それくらい、髪型にとって「カタチ」はとても大きな役割を担っているのです。
「カタチ」をつくるもの
我々美容師の技術において、その「カタチ」をつくるものは3つあります。
・カット
・パーマ(ストレート含む)
・セット(スタイリング)
この3つの技術に長けてる美容師ほど、「似合わせ」が上手な美容師です。
カットは言うまでもなく「カタチ」をつくる上でもっとも重要な技術です。
ショートやボブなどはもちろん、ミディアムやロングなどでも必ず「カタチ」は存在します。
そしてこのカットにおいて美容師が作った「カタチ」が、お客さんが家に帰ってからご自身で再現するヘアスタイルに直結します。
「家に帰ってからヘアスタイルが楽に決まる」
というのは美容師の「カタチ」をつくるカットの技術レベルが高いからです。
パーマによる「カタチ」はボリュームの調整です。
ぺったんこの髪質の方をふんわりさせたり、広がる髪の毛を抑えたりすることでボリュームの「カタチ」をコントロールすることができます。
最後にセット(スタイリング)は、今ある髪のそのままの状態の髪をデコレーションすることで「カタチ」を変えていきます。
「カタチ」の秘密
ホットペッパービューティーのヘアカタログやインスタはもちろん、現代はネットにアクセスするとさまざまな髪型を検索することができます。
「あ、この髪型可愛いな。自分もやってみたいな。」
そう思って美容院に行って切ってもらったけどなんか違う。。
その原因のほとんどが「カタチ」に関係しています。
皆さん周知の事実だとは思いますが、、
ヘアカタログのモデルさんは、容姿端麗な可愛い子だけを厳選しています。
可愛い子というのは、ベースの「カタチ」があまりにも整っているため「似合わせ」の幅が広く、どんな髪型も似合ってしまいます。
同じ髪型にしようとしても、我々一般人は似合う「カタチ」の幅が狭すぎて似合わないことがほとんどなのです。
それを解決してあげるのが、
我々美容師の技術でなくてはならないと自分は思っています。
そしてそれを解決できるのがヘアスタイルの「カタチ」なのです。
「カタチ」を大切にしたい
だから自分は、ヘアスタイル作りにおいて「カタチ」というものを最重要視しています。
長さとか色とか質感以上に、
ちゃんとその人に似合わせてあげる「カタチ」を提供できる美容師でありたいと思っています。
お客様がやりたい髪型を、
「それは似合わないから」と却下してしまうのではなく、似合う「カタチ」を提案・そして提供できるような美容師でありたいと強く思います。
だから似合わない髪型なんてない。
自分は世の中のすべての方へ、それを強く伝えたいんです。
どんな方でも、絶対にもっと可愛く素敵になれるはずです。
もっともっとヘアスタイルを楽しみましょう♪
まだまだ未熟な自分ですが、これからも精進して参ります。
どうぞよろしくお願い致します。
小川泰明
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