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中央仏教学院通信教育・学習課程1年生を終えて

2019年9月に入学してもう一年。8月に成績通知が届き、無事、進級できました。
正確には、不合格科目があっても進級はするんですけどね。不合格分は翌年に再提出が可能です。

「頑張りたい人には学習機会が与えられてるけど、最小限だとそんなに負担は大きくない」というのが、この一年の感想です。

学習課程(3年制。6年まで在籍可)の卒業条件としては、
1 年1回スクーリング受講(卒業まで3回。1回2日間)
2 1年~3年まで、各5科目の試験(1年のおつとめだけ実技試験で、あとはレポート試験14科目)
この二つだけです。
今年はコロナウイルス対策ということでスクーリングはレポート試験に変更となりました。新年度から学習課程のスクーリングは廃止してオンライン授業となり、おつとめの実技試験はレポート試験に変更となります。
1年生のレポート試験は、仕事と並行しながら大体2週間くらいで全科目を書いたので、平日2時間×10日、土日5時間×4日で40時間くらいかかりました。ここまでが進級のための最低限の学習です。

ここからは学習機会(自由参加)の部分
1 添削レポート 自分でテーマ設定をしてレポートを書いて送付すると添削してもらえます。各科目、年3枚の添削券がついています。添削は先生によってまちまちで、100字ほどの講評も、400字近くかけた綿密なものもありました。
2 つどい学習会 都道府県や地域ごとに学生とOBによって自主的に運営されています。会によって開催回数が違うのですが、東京・大阪・京都といった規模の大きなところは毎週開催、私が参加した滋賀は月1回開催でした。今年度は全8回のうち4回出席しました。
学習会は、教科の学習、おつとめの実技指導、講師を招いての法話拝聴、浄土真宗ゆかりの寺院の団体参拝が主なプログラムです。学習課程、専修課程ではおつとめの実技があるので、実技指導を目的に学習会に参加する人は多いと思います。勧誘資料に「CDを聞いて自宅で練習していて、実技試験に落ちた人がいます。実技には対面の指導は欠かせません」みたいなことが書いてましたしね。ですが、学習課程のおつとめ実技がレポート試験に変更になったので、これからはその必要性も低くなりそうです。専修課程(得度を目指す課程)は実技試験があるので、学習会の実技指導は残ると思いますが。
今年は旅行は中止でした。学習会ではいろんな講師の法話を聴けてよかったと思います。実技練習は結構頑張ったので、実技試験がレポートになってしまい、肩透かしを食らった感じです。
3 中央学習会(年2回) 一回目は仕事と重なり、二回目はコロナで中止となったので、今年度は不参加でした。

費用について
1年生の合計は54,500円でした
学費 40,000円、教材費 5,000円(1年次のみ)、スクーリング代替レポート添削料 1,000円
滋賀つどい学習会 入会金 1,000円、年会費 3,000円、資料代 500円、学習会参加費 4,000円(4回分)
ちなみに新年度生(2020年9月入学)から、学費60,000円、教材費5,200円になるそうです

テキスト類について
テキストは初学者でもわかりやすく書かれています。内容は幅広く、宗教の起源から仏壇のまつり方まで載っています。深く勉強したい人向けに、浄土真宗聖典(浄土真宗の経典類の全集)への連携もされてますし、進級しても残しておいて折々に読みたいテキストです。
学びの友(月刊の会報)にも講師寄稿と仏教用語解説があり、毎月勉強になりますし小冊子なので電車などスキマ時間に手軽に読めます。
教材CDは、録音が良くないし実演する講師のバラつき(ダミ声の人が混じっている)ので残念でした。チャプターが細かく入っている点は良かったんですけどね。それで、おつとめの練習には本願寺出版社から出ている「日常勤行聖典CD」式務部/勤式指導所(監修・読誦)を使いました。録音も良いし、式務部というおつとめの専門家が実演してますからええ声で心地よいです。

9月になったら新しいテキストが届きますので、また1年間勉強を積み重ねていきます。

サポートのお金をためて、仏教についての本を購入します。 その際には感想をnoteしますね。