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水道ニュース・MBS『路上から水が噴出』各地で相次ぐ…“老朽管を放置してきたツケ”か 自治体は水道料金の値上げを決断(2024年5月24日)

MBS NEWS が、2024年5月24日にYoutubeに投稿したニュースです。
以下、概要をまとめます。

各地で発生する水道事故

2024年5月21日、神戸市長田区で路上から水が噴き出し、周辺の住宅約20件が一時断水しました。原因は消火栓のボルトが腐食し水圧に耐えられなくなったためと見られています。同様の事故は京都市や大阪府箕面市でも発生しており、老朽化した水道管の問題が浮き彫りになっています。専門家は、過去に投資が先送りされた結果、現在の事故が増加していると指摘しています。

水道料金の値上げとその影響

日本全国の自治体では、水道料金を上げなければ維持費用をまかないきれない状況です。老朽化した水道管の更新や耐震化には多額の費用がかかり、そのため料金の引き上げが不可避です。兵庫県宝塚市は、今年4月から段階的に平均19%の水道料金の値上げを決断しました。宝塚市では水道水の供給に1立方メートルあたり約180円のコストがかかる一方、収入は約150円で、赤字経営が続いています。市内の800kmの水道管のうち、200kmは耐震化や取り替えが必要です。

広域連携の必要性と今後の対策

人口減少に伴い、新たな水道インフラの整備が難しくなっているため、宝塚市は近隣の市町と広域連携を図っています。こうした連携により、水道の効率的な運営やコスト削減が期待され、市民のライフラインを守るための重要な対策とされています。自治体は老朽化したインフラの更新や維持管理に多額の費用を要し、水道料金の引き上げが避けられませんが、広域連携や効率的な運営を通じて、コストを抑えながら安全な水道供給を維持する取り組みが求められています。

老朽化した管を放置したというのは、自治体には酷ですが、先送りできない問題です。まずは基礎から勉強したい。