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秋田県・大館市・令和5年度定期監査結果

令和5年度の定期監査の結果です。網羅的に指摘事項が記載されていますので、要約しました。以下の通りです。

監査委員の意見の部分について、法令違反を中心に要約します。

法令違反に関する指摘

  1. 随意契約における法令違反

    • 随意契約は競争入札の例外規定であるが、多くの部署で根拠法令の誤りや事務処理の不備が見受けられた。適正な事務処理を行い、特に決裁者は十分に確認することが求められる【7:0†source】【7:1†source】。

  2. 補助金交付事務の遅れ

    • 国や県の補助金について、歳入調定事務の遅れが見受けられた。補助金等は、交付決定日等の原因が発生した際に速やかに調定起票されるべきである【7:0†source】【7:5†source】。

  3. 行政財産使用料の管理不備

    • 行政財産使用料の納入において、納期限日の未設定や設定誤りが複数の課で見受けられた。これにより、使用料の適正な管理が行われていない状況が発生している【7:0†source】【7:6†source】。

  4. 契約事務の不備

    • 業務委託契約に関して、契約書作成の遅れや支出負担行為の遅れが散見された。特に、50万円以上の契約にもかかわらず、予定価格調書が作成されていないケースが報告されている【7:1†source】【7:8†source】。

  5. 文書管理の不備

    • 複数の課で文書管理の不備が見受けられた。具体的には、文書日付の記入漏れや収受印の欠如が確認されており、適正な文書管理が求められている【7:6†source】【7:13†source】。

  6. 施設の指定管理業務の不備

    • 指定管理者制度導入施設において、自主事業の届け出や承認、報告書の提出が適正に行われていないケースが見受けられた。施設の適正管理と利用者へのサービス向上のため、実績評価や実地検査の継続が求められる【7:8†source】【7:15†source】。

総合的な意見

  • 監査の結果、全体的に適正な事務処理が行われているものの、一部において法令違反や事務処理の不備が見受けられた。これらの問題は、職員の法令等の理解不足や業務の不十分な引継ぎが原因と考えられる。各部署はこれらの指摘事項に基づき、適正な事務処理に努めることが求められる【7:6†source】【7:14†source】。

この要約は、監査委員の報告から特に法令違反に焦点を当ててまとめました。各部署は監査結果を踏まえ、適正な事務処理を徹底する必要があります。

監査委員事務局の業務をわかりやすく解説した参考図書は、下記の吉野先生の本がオススメです。