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お彼岸なのでお墓について(墓じまい)

実は、私は、両親のお墓を守る立場の子供でして、いろいろ考えていました。自分がこれからの人生どうやって行くか、自分のライフキャリアプランの中に、両親のお墓問題もはいっていたわけです。
体が動くうちは、お墓をそのまま残して、お墓参りに行こうとも考えていましたが、私の代でお墓じまいをしなければならないということが分かっているので、そろそろ考えようということになり、昨年の秋に墓じまいをして、実家近くの菩提寺様にお預けするということにしました。
共同墓地みたいなところですね。そこに入れていただいて、私たちはその経堂墓にお参りするスタイルです。

今までのお墓(父が建立したもの)を片付け、更地にします。
改葬許可証を区役所から発行してもらいます。
菩提寺のご住職に墓じまいのためのお経をあげていただきます。
お骨を移動して、菩提寺のお墓に納めます。

この4工程だけですが、初めてのことだったので、いろいろな人に相談しながらの流れでした。
お墓の石をどかせて、更地にするのは、お墓の管理事務所の方にお願いして手配していただけました。そこそこの金額取られます。(お墓によっては、土地代を返してくださるところもあるようですが、私のところは、お金を払うのみでした。初めにいただく規約に書いてありますので読むことをお勧めします。)
改葬許可証は、お墓の管理事務所の方から用紙をいただいて、必要事項を記入して提出。お墓の管理事務所担当の方が区役所に行き、許可証を取得してきてくださいます。事務手数料を数千円払いました。
それから、墓じまいをする日を決めて、菩提寺のご住職にお墓まで来ていただき、お墓から、両親のお骨を取り出し(久しぶりの対面)、それを菩提寺に運びます。
決められた場所にお骨を納めます。

これが一連の流れです。菩提寺にもかなりの額を納めるので、墓じまいと一口にいっても結構なお金がかかるということは避けられません。
でも、とても気になっていたので、娘としての仕事を1つしたという感覚です。

いろいろな方に聞くと、最近は、墓じまいをする方が多いのだとか。石屋さんは、月に50件ちかく、お墓を整理するときがあるそうです。
私は、もうお墓などに入らず、散骨をしてほしいと、娘たちにはお願いしています。昔からの習わしというか、文化をなくしてしまうという感覚もありますが時代の流れとともに、変えていくことも大事かなと思います。
今回の墓じまいは、見栄も張らず、自分にできる限りのことをしたと思っています。両親も「へ~お前が墓じまいができるなんて、たいしたもんだ」と言ってくれているような気がします。

お墓を移してから、初めてのお彼岸だったので、昨日、お墓参りに行ってきました。実家の方のお寺なので、行くのはちょっとした旅行なのですが、天気も良くて、寒くもなく、お墓参り日和に両親がしてくれたのだなと感謝しながらの一日でした。ご先祖様にも感謝です。

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