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この週末の勉強について(記録)

やはり、勉強をしなければならないと思い、まずは、論述をやってみる。論述は、1級の先生に見ていただいている。過去問を1問宿題に出されていたのでそれを解いた。
論述で、自分が一番悩むところは、とにかくツッコミどころが満載で、そのツッコミどころのどこをつかみ、問1~問3までのストーリーを組み立てていくかが難しい。
今回トライしたのは、1級技能士検定の11回目(2021年度)の論述必須問題。中国人留学生(32歳)の日本での就職について。担当のキャリアコンサルタント(事例相談者)は、留学生の就職支援の経験がほとんどない。相談者は、日本で大手企業に就職し、数年後に起業したいとの目標がある。という問題。

指導的な観点から、このキャリアコンサルタントの成長のためにするべきことは何か。これを考えて問題を解く。
今回、私は、以下の様なストーリーにした。

相談者が、大手企業の大きな仕事に携わることが、自分の目標達成のためには必要だという強い思い込み、この部分を認知のゆがみと捉えた。当然、外国人留学生で、さらに32歳という年齢、中国では小学校の先生をしていたという職務経歴も持っているので、専門家にリファするという点についても同時に考える。
が、リファをする前に、自分にできることがあるというのが、私の考え。ただリファをしてもこの相談者は、就職に向かってうまく活動することができないと考えたからだ。
そこで、もし、私が、この留学生の面談をするのであれば、まず、この相談に来た時の、気持ちを十分に聞きたいと思う。内定が取れず、ビザも心配ということで不安な気持ちになっている点は、まず初めにキャリアコンサルタントとして需要するべきであろう。
今回の事例相談者は、留学生の就職支援については経験がないとのことだったが、不安な気持ちで来談している相談者への寄り添いは必要である。
不安な気持ちの根本原因が、自分の目標への強い思い込みなのか、日本での就職に対する情報が不足しているのかなど、深い部分を探る必要がある。そのことをキチンと相談者自身が理解した上で、専門家へつながなければ、専門家のところへリファしても、相談者の困りごとの根本的な解決にはつながらない。
ということで、面談の目標は、相談者の強い思い込みを解消し、相談者が不安なく日本での就職活動に臨めるように支援をしていく面談をすすめることにする。

具体的には、
①まずは、内定が取れない事、ビザの延長ができるかどうか不安という点について、しっかりと傾聴していく。不安な気持ちを受容することで、関係構築を深めたい。
②目標である起業についての思いについても聞いていく。どのくらい具体的に決めているのか、どのような会社を作ることを目標としているのかなど。
そのことを話していただく中で、こちらからも考え方の偏りや情報不足、思い込みなどに気づきを促すような言葉かけ働きかけをする。
③次に、日本の就職事情についてどのくらい本人が認識しているかを確認しながら、情報不足な点は一緒に調べていく。そして、具体的に業界、業種、職種などの絞り込みも一緒に考えていく。
④自分の考えをある程度まとめることができたら、専門機関を紹介する。ただし、本人が初めてで不安ということがある場合は、関係先への連絡など、専門機関につなぐ支援をする。

あくまでも、私自身の考えを記録したものなので、また、時間が空くと違う考えが出てくるかもしれない。
論述が面白いところは、時間が空くと、違う考えが浮かぶところ。この問題も、もっと解答が変わっていくと思われる。

スーパーバイザとしては、キャリアコンサルタントに、職域や、自分の無理なことはリファ―する決断が必要である。しかし、ただリファ―するだけでなく、相談者にとって、一番幸せなことは何か、不安な顔で来談して、笑顔でかえっていただくためには、どのような支援をするのが良いのかを考えることが必要あることを伝えたい。経験の少ない事例であっても経験の多い事例であっても、相談者のためにできることの根本が変わらないと思う。その点をしっかり抑えていただくことが、キャリアコンサルティングには大事なのではないかということを事例相談者が理解できるように指導することで、事例相談者がキャリアコンサルタントとして一歩成長していただけるのではないかと考えている。

さて、今週、先生にこの内容を添削していただく予定なので、その結果がどうなったのかは、また、記録したいと思います(^^)/

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