"これからの会社員の教科書"は、30代のサラリーマンにも参考になる"教科書"だ

私はいわゆる中堅どころの30代のサラリーマンです。田端大学というオンラインサロンに入っていますが、その主催者である田端信太郎氏がこの度本を出版されました。

一通り読み、誰かに本書を勧めた衝動に駆られたので、初めて書評を書いてみようと思います。

ここで田端大学という名前を出すと「あー田端大学か」「田端の犬だろ?」「どうせ田端から依頼されたステマか!?」と思う人も多いでしょう。
うん。わかる。とってもわかる。言いたいことはよくわかります。
ただ、私は、田端大学に月額一万円近いお金も払い、かつ、本も実費で買っているという事実だけは頭にとどめていただき、これからのレビューを読んでもらいたいです。

早速本題に移りますが、本書を読むと、田端信太郎という人間のベースがビジネスマンとして、いや、人としてしっかりしていることがわかります。ソーシャルで炎上していて、かつ、実生活の場でも炎上するような人間が、ビジネスという戦場で成功を収められるはずがないことを考えると、やはり基本が大事という当たり前のことを改めて認識できます。

本書は、新入社員や若手社会人をメインターゲットにしていますが、私も含め、中堅社員と呼ばれる30代にも全力でおすすめできる本です
本書に書かれている田端氏のベースとしている基本と、自分の行動を照らし合わせて、基本が疎かになってないか?何が足りなくて伸び悩んでいるのか?それに対する一助になるのが本書となります。

30代中堅社員に参考になる部分を、本書から何点か引用してみましょう

仕事を振られたときに確認すべきこと
「きみは、目の前でやっている今の仕事、そもそも何のためにやっていますか?」そう聞かれたら、パッと答えられるでしょうか?
仕事では、なによりもきちんと「ゴール」を把握しておかないといけません。この仕事は何がどうなったら成功なのか?誰のために、何をすればいいのか?その「ゴール確認」は仕事の必須事項です。
ここがふわっとしたまま仕事をしている人は、若手に限らず多くいます。

部下に仕事を振った時に、これをちゃんと言語化できているでしょうか?これが面倒で"とにかくやれ!"と言ってしまった段階で、部下のモチベーションは下がり、"あいつはダメな先輩"と陰口を叩かれる事必須の基本事項です。

仕事が溜まって大変!と、嘆いている人は多いですが、実は自分のところで止めているなんてことはよくあります。そういった意味で基本はこちら。

メールの返信はなるべく早く
上司やお客様から届いたメールやメッセンジャー等への返信は、早ければ早いほどいいです。早ければ1行ですみます。「承知しました」「検討します」だけでも失礼にはなりません。すぐに返しているからです。

次からの2例は、会社での立ち居振る舞いの基本が書かれています

派閥争いの潮流を読む
サラリーマン生活は、人と人との関係が大切です。
平たく言えば「誰に気に入られるか」「どのタイミングで誰をおさえておくべきなのか」が重要なのです

ここで注意するのは、コバンザメの如く鞄持ちをするのではなく、自分の価値を上げるために、周りを"活用する"ということです。プライドを持って働くのは大事。でも、自分のすべきゴールに向かい、プライドを捨てる事もできるのはもっと大事であると思い知らされます

「感じのいい人」が生き残る
ビジネスは人間と人間がやることです。よって「正しいかどうか」より「嫌われないかどうか」を考えたほうがいいでしょう。別に全員におべっかを使うことはないですが、不必要に嫌われるのは損だよという話です。自分が頭を下げたり、相手にリスペクトを示すことで嫌われないのなら、減るものではないのでやるべきです。

まさしくここ。この部分はとても参考になります!「嫌われない」事はとても重要です。取り入れるかどうかは個々人の自由ですが、なんであいつが昇進できるんだ?と、愚痴るくらいなら、この様に考え、動き出すことで停滞期から抜け出す事は多いと思います。

他にも引用したい文が多数ありますが、本書を読むときのお楽しみということにしておきたいと思います。

話が変わりますが、最近、田端大学の過去ログをまとめるという作業をしていたのですが、完成した成果と併せて、"他人のふんどしで相撲を取らせていただきました 笑"と守りのコメントをした私に対し、田端氏は
"他人のふんどしと卑下するなかれ。DJも編集者も全てそう!"
と、コメントをくれました。
この言葉をかけられた時に、素直に嬉しい気持ちとともに、あー、このフィードバック、めちゃくちゃ良いな。と。
田端氏が上司だったら、正当に評価してもらえるというモチベーションが上がるし、ここの信頼を築けるから、凹むほどのマジレスを受けてもすぐ立ち上がれるんだろうな、と。
多分そういった意味も含め、かつてのメンバーからの評価が高いんでしょう

さて、私と同じ30代の中堅サラリーマン。上からも下からも圧力がかかり、自分ができることの限界や、組織としての立ち位置に悩む事が多いかもしれません。そんな我々世代こそ、この"教科書"を読み、基本を再確認し、足りないところを補足し、行動に移すことで、一段階上のサラリーマンになれると思っております。

共に頑張りましょう!

最後に、特に印象に残った一文を引用して締めたいと思います

ネットは「おやつ」のようなものです。本が「ご飯」、主食です。

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おわり。

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