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ブランドン・ベルトを獲得


どうも、ヤスです。


ブルージェイズがサンフランシスコ・ジャイアンツからFAになっていたブランドン・ベルトと契約したことを発表されました。契約は1年930万ドル。ベルトは現在34歳の1Bで、2022年は78試合に出場し、OPS.676を記録しました。



個人的にこの契約は少し不可解だと思ったので、その理由を書いていきます。


ベルト、どうやって使うんだ問題


ベルトは1Bなのですが、ブルージェイズはすでにゲレーロJr.がレギュラーなので、ベルトの役割としては1Bのバックアップと、たまにDHに入ることが考えられます。


とはいえ、2022年はDHにジョージ・スプリンガーゲレーロジュニアアレハンドロ・カークがかわるがわる入っており、今季もその運用は変わらないと考えられます。上記の3人は右打者なので、左打者のベルトがRHPを相手にしたときのDHとして起用されることはありそうです。ただ、1Bのバックアップとして見ても、キャバン・ビジオウィット・メリフィールドが1Bにも入れるため、ベルトをわざわざ置く意味が見出せません。無理矢理解釈するなら、本職ではないビジオやメリフィールドを1Bのバックアップとして見ずに、他のポジションで使いたいのかもしれません。


下記の記事の予想ラインナップを見てみましょう。



対RHP

RF George Springer (R)
1B Vlad Guerrero Jr. (R)
SS Bo Bichette (R)
C Alejandro Kirk (R)
LF Daulton Varsho (L) career .781 OPS vs. RHP
3B Matt Chapman (R)
DH Brandon Belt (L) career .840 OPS vs. RHP
2B Cavan Biggio (L) career .749 OPS vs. RHP
CF Kevin Kiermaier (L) career .735 OPS vs. RHP

対LHP

RF George Springer (R)
1B Vlad Guerrero Jr. (R)
SS Bo Bichette (R)
DH Alejandro Kirk (R)
3B Matt Chapman (R)
C Danny Jansen (R)
2B Whit Merrifield (R) career .807 OPS vs. LHP
LF Daulton Varsho (L) career .615 OPS vs. LHP
CF Kevin Kiermaier (L) career .661 OPS vs. LHP


このように、ベルトは対RHPの際にDHへ入るのが基本になりそうです。出番はそう多くならなさそうで、個人的にはそんな選手に930万ドル払うのか、と思ってしまいました。


デプス強化


こういった側面を無視すれば、シンプルにデプスは強化されました。2Bが本職のエスピナル、メリフィールド、ビジオのうち2人がベンチで、そこにベルトが加わりました。レギュラーの誰かが怪我したときの備えと考えても、戦力アップだと思います。


ベルトは2022年、膝の怪我で78試合の出場に留まりましたが、去年の9月に手術を済ませたようです



“Then came the September surgery to clean out the damage-“

今年で35歳という年齢から多くは期待できないと思いますが、2022年の成績よりはバウンスバックが期待できそうです。



ベルトの加入により、野手のメンバーはほぼ固まりました。これ以上の動きは無さそうです。野手に関してはかなり楽しみなメンツになったと思うので、STを迎えるのが待ちきれません。




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