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トロント・ブルージェイズ 2022プロスペクトランキング



どうも、ヤスです。


ロックアウトでぜんぜん情報がないし、公式のプロスペクトランキングは出るのが遅いしで、自分で作ってみることにしました。TOP20方式でやっていきます。なお、MLBで出場を果たした選手も入っていますが、成績はマイナーでの成績のみで合計しました。


さっそくどうぞ。


No.1 Gabriel Moreno

ポジション:C
1999/2/14(22歳) B/T R/R
2021年成績 2A〜3A ROK 37試合
.367/.434/.626 OPS1.060 
8HR 45打点 四球/三振 14/25


傑出した打撃力を誇る次世代のスターC候補。21年は主に2Aで過ごし合計OPS1.060と打ちまくったが、6月下旬に親指を骨折し、シーズンの大半を棒に振ってしまった。非常に高いコンタクト力で強い打球をフィールドの全方向に打ちわけ、AFLでは100打席で四球/三振が同数の13/13とアプローチも優秀。キャッチャーとしても守備、肩も平均以上との評価で、AFLではその打撃力を活かすためか、3B守備にも挑戦した。22年にはMLBの舞台でその姿を見られるだろう。

No.2 Orelvis Martinez

ポジション:SS・3B
2001/11/19(20歳) B/T R/R
2021年成績 1A〜1A + 98試合 
.261/.345/.549 OPS.895  
28HR 87打点 四球/三振 43/113


比較対象に元レンジャーズ他のエイドリアン・ベルトレが挙げられる選手。圧倒的なパワーを誇るスラッガーで、特に去年7月は26試合で13HRと爆発した。三振率29%とやや粗いアプローチは要改善。滑らかな動き、肩の強さを持ち守備の評価も高いが、体格が大きくなりつつあること、スピードの欠如からMLBでは3Bに落ち着くとの見方が多く、2021年は18試合で守備に就いた。

No.3 Jordan Groshans

ポジション:SS・3B
1999/11/10(22歳) B/T R/R
2021年成績 2A 75試合
.291/.367/.450 OPS.817
7HR 40打点 四球/三振 34/61


素早いバットスピードでフィールド全体を使い、アベレージとパワーを両立する。忍耐強い打者で、21年は四球率12%、三振率22%とアプローチもいい。柔らかなグラブ捌きとフットワーク、肩の強さを持ち守備力は高いが、スピードがなく守備範囲は狭いため、MLBでは3Bと目される。19年は足の怪我でシーズンの大半を棒に振り、21年も下半身に小さな故障を抱え欠場が多かった等、健康面の不安が拭えない。


No.4 Gunnar Hoglund

ポジション:RHP
1999/12/17(22歳) B/T L/R
2021年成績 TJ手術の影響で出場なし

21年のドラフト全体19位でブルージェイズに指名され、契約金320万ドルで入団。92〜95マイルのファストボール、それをゾーンに集められる制球力の評価が特に高い。変化球ではスライダーが最も優れたボールで、カーブ、チェンジアップも投げる。肘の靭帯を断裂した影響で21年5月にトミージョン手術を受けたため、早くてもプロデビューは今シーズン後半となる見込み。

No.5 Otto Lopez


ポジション:IF・OF
1998/10/1 23歳 BAT/T R/R
2021年成績 2A〜3A 113試合 
.315/.379/.437 OPS.816
5HR 64打点 四球/三振 41/88

パワーレスだが、ヒットツールの高さが魅力的。OFのギャップを狙う打撃で、32本のツーベースを記録した。22盗塁を成功させたスピードも長所の一つ。21年は4ポジションを守ったが、どれも守備力自体の評価はさほど高くない。全体的な選手としての天井は高くなく、MLBではユーティリティとして活路を見い出すことになるだろう。


No.6 Manuel Beltre


ポジション:SS
2004/6/9(17歳) BAT/T R/R
2021年成績 ROK 53試合
.225/.391/.346 OPS.737
2HR 39打点 四球/三振 42/33

年齢の若さに比して磨かれたスキルを持つ。四球数が三振数を上回るアプローチの良さが光るが、体格の未熟さからかまだパワーは発揮できていない。肩の強さは平均的なため、将来的には2Bに落ち着く可能性があるが、スキルやベースボールIQの高さは魅力的。

No.7 Kevin Smith

ポジション:SS・3B
1996/7/4(25歳)BAT/T R/R
2021年成績 3A 94試合
.285/.370/.561 OPS.931
21HR 69打点 四球/三振 46/97

21年は3AでOPS.931と素晴らしい打撃力を見せた勢いで8月にMLBデビューするも、18試合36打席でOPS.308と全く打てず、厚い壁に跳ね返された形になった。ただMLBで78イニングの守備に就いた3Bでは、守備防御点で+1を記録し、守備力の高さを見せた。MLBでレギュラーになれるかは打撃の適応がカギになるが、その守備力の高さで最低でもチームの貴重なデプスになりそうだ。22年は絶対的なレギュラーがいない3Bでその座を狙う。

No.8 Adam Kloffenstein

ポジション:RHP
2000/8/25(21歳) BAT/T R/R
2021年成績 A + 23試合
7-7 ERA6.22 101.1イニング 
与四球/奪三振 61/107

6フィート5インチ(約196センチ)のがっしりした体格から90マイル台中盤のファストボールを投げる大型ピッチャー。シンカー、スライダー、カーブがいずれも平均以上との評価を受け、変化球も優れている。ただ21年は制球面が壊滅的で、9イニング換算での与四球率は5.4とボロボロだった。しかし7月以降は四球を徐々に減らし続け、少しずつ制球面を改善させていった点はポジティブな要素で、投球イニング以上の三振を奪うなどスケールは大きい。3位のGroshansとは高校時代のチームメイト。

No.9 Sem Robberse

ポジション:RHP
2001/10/12(20歳) BAT/T R/R
2021年成績 A~A+ 21試合
5−7 ERA4.36 88.2イニング
与四球/奪三振 38/90

19年にインターナショナルFAから入団した、オランダ出身のピッチャー。92〜94マイルのファストボールに、いずれも空振りを生み出せるスライダー、カーブを投げ、それをゾーンに集められる制球力を併せ持ち、既に完成度が高い。年齢は若いがピッチングのセンスの高さ、成熟度は高い評価を受ける。6-1インチ(約185センチ)ながら160ポンド(約72キロ)という細身な体格面が向上すれば、さらなる飛躍を見込めそうな逸材。

No.10 Samad Taylor

ポジション:IF・OF
1998/7/11(23歳)BAT/T R/R
2021年成績 AA 87試合
.294/.385/.503 OPS.888
16HR 52打点 四球/三振 42/110

21年は16HR &30盗塁を記録した、パワーとスピードのコンビネーションが魅力的な選手。19年まではシーズンで2桁ホームランを放ったことがなくパワーに欠けたが、21年のSTで日本でプレーしたこともある、傘下コーチのマット・ヘイグ(元阪神)と共にフォームを改良し、パワーを向上させた。三振率34%とアプローチの粗さが懸念点。守備では5ポジションに就くなど転々とし、2Bを1番多く守った。

No.11 Ricky Tiedmann

ポジション:LHP
2002/8/18(19歳) BAT/T L/L 
2021年成績:マイナーでのプレーなし

21年ドラフト3順目全体91位で指名され入団。ドラフト時は94マイルほどだったファストボールが、最近では98マイルまでアップしたとのレポートも。これに平均以上のチェンジアップ、平均程度のスライダーを組み合わせて投げる。高校時代はチームで中軸を打っており、野手としても活躍していた。

No.12 Miguel Hiraldo 

ポジション:2B・3B
2000/9/5(21歳)BAT/T R/R
2021年成績:A 105試合
.249/.338/.390 OPS.727
7HR 37打点 四球/三振 51/111

バットスピードが速く、身体はそれほど大きくないものの、長打を飛ばせる打者。引っ張りがちなアプローチは改善が必要。21年は22盗塁とスピードも平均以上。守備面では19年まではSSも守っていたが、体格が大きくなるにつれ21年は2B、3Bとしてのプレーが増え、MLBではいずれかのポジションに落ち着くだろう。時々送球を急ぐ傾向があり、肩もさほど強くない。

No.13 Leo Jimenez 

ポジション:SS・2B
2001/5/17(20歳)BAT/T R/R
2021年成績:A、ROK 59試合
.320/.523/.392 OPS.915
1HR 21打点 四球/三振 54/36

驚異的なコンタクト力とアプローチが最大の特長。三振数を四球数が上回り、21年はホームランを1本しか打っていないにも関わらず、OPS.915を記録した。ただプロ入りから打ったホームランは21年の1本きりで極端なパワーレスと、一長一短がはっきりしている。盗塁を2桁記録するようなスピードは持っていないが、守備面では平均以上の守備範囲、肩の強さを持ち合わせている。

No.14 CJ Van Eyk

ポジション:RHP
1998/9/15(23歳) BAT/T R/R
2021年成績 A + 19試合
4-6 ERA5.83 80.1イニング
与四球/奪三振 39/100

90マイル前半〜90マイル中盤を記録するファストボールと、スピンが効いた威力抜群のカーブを中心に、スライダー、チェンジアップを組み合わせる。制球力は平均以下で、9イニング換算では4.4の与四球率を記録した。MLBでもスターターとなれるかは制球面の改善がカギとなる。

No.15 Estiven Machado

ポジション:2B
2002/10/4(19歳)BAT/T S/R
2021年成績 ROK 1試合 
1.000/1.000/1.000 OPS2.000
ホームラン、打点、四球、三振、記録なし

既に平均以上と評されるヒットツールを、両打席から見せる。パワーは体格が成長してくれば向上の余地あり。運動能力が高く平均以上のランナーとされ、その運動力はSS、2Bいずれかを長くプレーするために十分なものを持っている。

No.16 Irv Carter 

ポジション:RHP
2002/10/9(19歳)BAT/T R/R
2021年成績 マイナーでのプレーなし

21年5順目全体152位で指名され、オーバースロットの契約金85万ドルで入団。90マイル中盤のファストボールと、平均以上のスライダーを投げる。チェンジアップは高校時代はあまり投げず、向上させる必要あり。6フィート4インチ(約193センチ)という体格からアップサイドが見込め、その体格や持ち球からトゥキ・トゥサント(ATL)が比較対象に挙げられる。

No.17 Rikelvin De Castro

ポジション:SS・2B
2003/1/23(18歳)BAT/T R/R
2021年成績:ROK 39試合
.238/.372/.397 OPS.769
2HR 23打点 四球/三振 24/40

開幕時点で19歳という若さもあり、打撃力はまだ未熟。彼の最大の特長はその高い守備力で、高い運動能力からスムーズな動きと、肩もかなり強く、長期的にSSに残れる能力を持っている。22年は体格を大きくし打撃面を向上させるのが課題か。

No.18 Spencer Horwitz

ポジション:1B
1997/11/14(24歳) BAT/T L/R
2021年成績 A +〜AA 109試合
.294/.400/.462 OPS.862
12HR 66打点 四球/三振 70/68

喫した三振を四球が上回ったアプローチの良さが特長のヒッティングプロスペクト。21年は30本のツーベースを記録したようにギャップを抜くタイプの中距離打者で、12HRと1Bとしてはパワーに欠ける。起用の幅を広げるためか、21年は5試合でLFの守備にも就いたが、いずれにしろ1Bとしては物足りないパワー面を向上させる必要があるだろう。

No.19 Dasan Brown 

ポジション:OF
2001/9/25(20歳) BAT/T R/R
2021年成績 A 51試合
.212/.310/.323 OPS.633
4HR 16打点 四球/三振 20/74

トロントにほど近いオンタリオ州オークビル出身のローカルボーイ。20-80スケールで80と評価されるスピードを中心とする、爆発的な身体能力の持ち主。既に傘下ベストOFと評される守備力を持つ一方で打撃は非常に粗く、21年は198打席で74の三振を喫した。育成に長い時間はかかるが、非常に高いアップサイドが見込める逸材。

No.20 Victor Mesia

ポジション:C
2003/1/18(18歳)BAT/T R/R
2021年成績 ROK~A 29試合
.233/.304/.367 OPS.671
2HR 16打点 四球/三振 7/20

既に十分なレシービング、ブロッキング力を示しており、平均以上とされる肩も併せて長期的にCに留まれる能力を持つ。打撃はまだ力強さを欠くが、年齢の若さに比して三振は少なく、良質なアプローチを見せている。