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【Vol.7】珈琲通信 ケニア キイ

こんにちは。こんばんは。
「魅力的なコーヒーの背景を知ってもらいたい」という思いから始まったこの通信。今回で第7回目。

今月は夏らしさ感じられるケニアで個人的には世界で1番美味しいと思っているのでこの美味しさと魅力を余す事なく伝えられれば嬉しいです。

ケニアのスペシャルティコーヒー

僕がケニアのコーヒーを最初に認識したのは学生時代のスタバのバイト。研修の時の飲み比べで初めてコーヒーの”フルーティーさ”に感動しました。以降僕のコーヒー人生でケニアはかなり特別な国として認識するようになりました。

スタバでも楽しめるし、街のコーヒー屋、喫茶店でも見る事が多いので比較的知ってる方も多い生産国なんじゃないでしょうか。それほどコーヒー業界では有名で定番とも言えます。後ほど詳しく書きますが味わいのクオリティはケニアに変わる国はないと言えるくらい個性的な味わいです。

僕は絶対夏にアイスで淹れて飲みますし、もはや夏はケニアのアイスしか飲みたくないと言えるくらいです…

ケニアのコーヒー生産

ケニアでは家の庭(イメージ)でコーヒーを栽培している農家さんが、各々チェリーを水洗所(イメージ工場)に持ち込む形式になっています。そこで集まったチェリー達が精製工程を経て日本に運ばれてきます。因みにこの水洗所には各エリア毎、200~500ほどの世帯が紐付いていて国全体で3000世帯ほど。ケニアに暮らす人みんなでコーヒー産業を作り上げているイメージですね。

この水洗所に持ち込むスタイル、アフリカの国(エチオピア、ルワンダ、ブルンジ)では大体同じ様な形式になっています。個人世帯が持ち込むスタイルなので表記は小規模農園の混合と表記されることがほとんど。関わっている世帯が多すぎるのでどこと判別する事ができないのです。なのでアフリカのコーヒーは農園ではなく地域毎に味わいの認識があります。

こうゆう身近にないことを想像するのってなかなか難しいと思うんですが、僕はいつも理解しやすくするために自分事として捉えてみてます。もし自分がやるとしたら?という視点で(皆さんも一緒に想像してみてください)今回なら自分で育てた何か(野菜とか?)を最寄りの農協に持っていくのと同じ様な感じだろうな〜とか。そうすると流通の仕組みが理解しやすくなって、「だから農園名での販売じゃないのか〜」と腑に落ちます。余談でした〜

ケニアの素晴らしいカップクオリティ

冒頭でケニアにしかない個性的な味わいと書きましたが本当にその通りでケニアに代わる生産地はないと断言できます。これはどのコーヒー屋、バリスタに聞いても同じ答えが返ってくるでしょう。
グレープフルーツやオレンジなどシトラス系のフレーバーに黒糖のような甘さがあり1杯のコーヒーとしてのまとまりを感じられます。なんでこんなに香りがいいんだ…と袋を開けた瞬間にいつも思います。
こんなに爽やかなコーヒーは他にないので僕は毎年、暑い夏の日にアイスコーヒーにして飲みます。もちろんホットも美味しいんですけどね。

ぜひこれから続く猛暑に備えて。飲んだことないという方は騙されたと思ってアイスで淹れてみてください。飛びます。

おすすめの淹れ方

ケニアのおすすめの淹れ方が圧倒的にアイスで淹れる事です。

前回と同じおすすめになりますが本当にシンプルにアイスで淹れる事。何事もそうですが良いものはそのまま楽しむのが素材本来の品質を活かすことができますよね。特別な事はしなくてもシンプルに淹れてとても美味しく楽しめます。因みにアイスコーヒーにする時、氷はできればコンビニやスーパーに売ってる氷を使うことをおすすめします。家の冷凍庫で作る氷は水道水の不純物や冷蔵庫の匂いがついてしまうので味に影響があります。こちらもぜひやってみてください。


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