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Fighting NEXUSとの最悪な出会い

どうも!河村です。

少し前に対戦する可能性があった選手、
という記事を書いたのですが
今回は番外編という事でFighting NEXUSとの最悪な出会いと参戦までの流れを書いていこうと思います。

【はじめに】

注意書きとして、この記事で書くことはその当時の気持ちなので、今はFightinnig NEXUSには感謝しかありません!(重要な事なので太文字にしておきます。笑)

【Fighting NEXUSとの最悪な出会い】

僕は2015年にパンクラスでデビューして、2018年まではパンクラス一筋で戦っていました。
2018年に突如新潟に転勤となり半年間は試合から遠ざかるのですが、復帰後いきなりMMAの試合はしんどいと考えて、試合勘を取り戻す為にZSTでグラップリングの試合に出始めます。
その流れもあり、そのままZSTでMMAの試合もし始めるのですが…
ZSTでは負けてはいないものの試合内容が良くなかったので、良い待遇(強い相手、注目される試合)で試合を組んでもらうことができていませんでした。(※今思うとZSTとは相性が悪かった様に思います。)

そんな中、初めてFighting NEXUSから声がかかるのですが…
当時は、主要3団体(修斗、パンクラス、DEEP)の下にZST、更にその下に位置しているのがNEXUSという印象を持っていて、パンクラスからZSTに出始めたばかりの自分としては、ZSTでも負けてはいないし、NEXUSに出る必要はないと思っていました。

最初のオファーは、まだ新潟にいる頃でNEXUSの川越大会だったと記憶しています。ただ、タイミングが悪く、僕の新潟での仕事ぶりが良くなくて東京に戻るという話が出ていた頃でした。
大会の時期が東京に戻る(引越し)タイミングとモロに被るのと、NEXUSに出る事に対して気持ちが全く乗っておらず、「断りたい。」という話をしていたのですが、ジムを通してNEXUS側との意思の疎通がちゃんと取れていなかった様で、「試合を断る」という話がちゃんと通っておらず、
どこかの格闘技サイトにNEXUS川越大会の出場選手として【河村泰博】の文字が記載されていました。

「いや、オレ、出ないのに、何で出場予定選手に入ってるんだ…。」
当時は、かなりの不信感を抱いてしまいました。
(これを見つけた時に、すぐに出場の意図がないことを伝えて出場予定のリリースから外してもらいました。)

今思えばこちら側も完全に断っていなかったなどの否があったやり取りなのですが、当時は、この件もありNEXUSには今後出ないだろうな〜と思っていました。

因みにこの時オファーされていた相手が宇宙人選手だったと記憶しています。そういえば宇宙人選手どこに行ってしまったのでしょうか、、、
宇宙に行かれたのでしょうか…?

【ZSTの休止とNEXUS参戦】

やはり予想通り東京に戻る事になり、その後転職をしたりとバタバタとしていたのですが、ZST、パンクラスと2連勝して、さあこれから!という時にコロナで大会が開催されなくなり、ZSTに関しては、気づいたときには休止状態になっていました。

コロナの影響で大会数が減り、試合をしたい選手が溢れてしまっている状態で、僕の元には中々試合のオファーが来ていませんでしたが、連勝していたので特に焦ってはいませんでした。
たまにNEXUSバンタム級初代チャンピオンで、昔から親交のある渡部修斗さんが開催する練習会に顔を出していたのですが、ある日、「NEXUSが森山壱政選手の相手を探していて、やる相手が見つからないみたいなんだけど、河村君どう?」と言われた。

ただのNEXUSからのオファーなら断っていたと思うのですが、この時提示された相手の森山選手が前戦でZSTチャンピオンのジェイクムラタから一本勝ちを収めており、業界的には結構強いと言われていて、単純に強さに興味がありました。
と同時にNEXUSバンタム級のベルトが空位になっていたので、ここで森山選手を倒したらいきなりベルトが見えてきそうな気もしていました。
そんな経緯もあり、NEXUS側に立候補したところ直ぐに正式に試合が決定となりました。この時には、以前の不信感は一切なかったのと、単純に強い若手と戦えることが楽しみでした。

【NEXUS参戦後】

こんな経緯であっさりと出場が決まり、試合(森山戦)もあっさり寝技で完封してNEXUSとの関係がスタート。
そこからはチャンピオンになり、防衛にも2回成功して看板選手になっていくのですが、正直、自分自身でもここまでNEXUSで活躍ができるとは思っていませんでした。

NEXUSとは、ファーストコンタクトこそ最悪でしたが、出場してからは、何をやっても良い方向にしかいかなかった気がします。
※恐らくNEXUS側も僕がここまで活躍するとは思っていなかったと思う。

NEXUSの山田代表が、煽りVで「NEXUSで勝ったからといって急に有名になったり、チヤホヤされる事はないけど、コツコツ頑張る選手の手助けができたら良い!」と語っているのですが、僕はNEXUSに出て本当に人生が変わったと思っている。
これに関しては自分の力だけではなく、本当にNEXUSのおかげである。
僕が良い例になり、これからもNEXUSに良い選手たちが集まってきたら嬉しいし、今一番将来性がある国内団体だと思っているので、早めに出ておく事をオススメしたいです。

【最後に】

ここで一つアドバイスになるのですが、
若手、ベテラン問わず伸び悩んでる選手がいたら、気分を変えて別の団体に出てみるのも一つの選択肢だと思います。
それは逃げじゃないし、プロ野球選手だって移籍して開花する事もあるから、視野を広くするべきだと思います。悩んでいる選手は自分のマネージャーに相談してみても良いかもしれません。

仕事とか恋愛とか何でもそうだけど、
スランプに陥る時って周りが見えていないことが多い気がします。物事がうまくいかないときこそ、焦らず、視野を広げると良いと考えております。

という事で、今回はNEXUSとの出会いを書いていきました。今後もチャンピオンとして盛り上げていければと考えております。

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