健康であれ!
『健全な精神は健全な肉体に宿る』
この言葉を耳にした事がある方は多いと思います。
しかし、実は『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉は
誤訳であると言われています。
『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉は、
古代ローマの風刺作家で弁護士でもあったデキムス・ユウニウス・ユウェナリス(Decimus Junius Juvenalis, AC60- 128)が風刺詩集に書き記した
「You ought to pray for a healthy mind in healthy body.」
(原文ラテン語の英訳) という言葉が由来となっています。
専門家によると、この言葉が含まれている詩では
人間の欲しいものがどれだけ分不相応であるか、
神様に誰もがお願いする「富・権力」「長寿」「美貌」をあげ
その不毛さを嘆くものなそうです。
前後の文脈や内容を踏まえると、この言葉は
『願うならば、心身ともに健康であることを願う程度にしておきなさい。』
と訳すべきである!とされています。
しかしこれは、一世一代の誤訳!
とばかりも言えない事が、最近の研究から明らかになっているそうです。
メンタルヘルスの向上には健康的な生活習慣が欠かせない!
という事が明確になっているからです。
朝起きて日光を浴びるなど、
規則正しい生活はうつや不安障害等の治療にも有効であることは、
研究や統計データでもはっきりと示されています。
健康的な生活習慣には、定期的な運動〔有酸素運動(ウォーキング、水泳等)、
ストレッチ等〕、バランスのとれた食事、十分な睡眠等といった要素があります。
これらの生活習慣を保つ事で高血圧や生活習慣病の予防に加えて、
ストレス耐性の強化や気持ちの切り替えのスムーズさにも
好影響を与えている事がわかってきています。
『健全な精神は健全な肉体に宿る』というのは誤訳ではありますが、
殊にメンタルヘルスの観点から言えば、核心を突いた言葉なのかも知れません。
私は、生活の習慣として以下の事を取り入れています。
・会合のない夜は、必ずトレーニングをする
・週に最低2日はランニング
・朝食はたっぷり、昼食は極めて軽く、夕食は炭水化物を摂り過ぎない
・移動時は、階段
・歩く時は誰よりも速く歩く
・休日も早起きして朝活
・夜は23時前後には就寝
頑ななまでにこの生活習慣を守っています。
そのお陰なのかどうかはわかりませんが、
日曜の夕方から月曜の朝に憂鬱になる事はありません。
今日も極めて元気です。
『健全な精神は健全な肉体に宿る』
これからも実践します。
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