M1グランプリ優勝予想


2019年の「ミルクボーイ」の優勝、

コーンフレークのネタにより、

「ブラックマヨネーズ」や「チュートリアル」が作り出した、

「しゃべくり」であり「システム」のある漫才が大爆発し、

M1は到達点に達した。

そして、2019年から、

既存の枠組みを壊していく時代が始まっていると考える。

M1の破壊は、日本のお笑いの破壊。

もう少し厳密にいうとテレビ芸としての漫才の「破壊」である。

それは、M1自体がファイナリストの選考や、

運営方針を意図して変えていったのだろうし、

時代が自ずとその方向に向かっているのかもしれない。

2020年はマジカルラブリー
2021年は錦鯉
2022年はウエストランド

いったい何が起きているのか、

2020年のマジカルラブリーが壊したのは漫才そのものの「型」を壊した。

2021年の錦鯉は「人間味」には勝てないという魅力。

2022年のウエストランドは「M1」という大会そのものをメタ認知し、
見られている側から見ている方に転換した。

その流れを考え、今回優勝するのは

「モグライダー」だと考える。

モグライダーは圧倒的な人間味と、

練習量の少なさ、

作り込まないという方法だ。

そんな、作り込まないネタ。

そんな流動的なネタで挑んできた芸人はいない。

圧倒的な練習量と寸分狂わぬ間合いを磨いてきた中、

M1という常識とは全く異なる存在。

とても楽しみである。

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