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いつの世も変わらぬ【変わりたくない思考】

こんにちは、やっしーです。
昨年のクリスマスプレゼントで私たち両親から子供たちへ渡した【日本の歴史】という学習マンガ。
ちょっと読んでみたので書いてみたいと思います。

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学習マンガとはいえ、200ページ以上ある読み応えのあるものです。
【青天を衝け】以来、好きになった明治時代の文明開化。
木戸孝允、大久保利通、西郷隆盛ら薩長を中心とした明治新政府。
その後をリードしていく伊藤博文。
欧米の文明に驚きつつ、日本の発展を願い、どうにかして日本にも欧米の文明を取り入れようと苦心した姿が描かれています。

地租改正を行えば、反対一揆が起きて、結果止むを得ず税率を下げるなど暗中模索の中、数多くの失敗、断念、試行錯誤を繰り返した結果、今の日本の基礎が築かれていったのです。
欧米の真似をすれば上手くいく。わけではない。
日本らしさを損なわず文明を取り入れる。それは大日本帝国憲法を制定するにあたっても考慮されたと言われています。
【ないものを作る。出来る限り短期間で。予算も限られている】という
プレッシャーの中、政府内でも衝突が多くあり、人の出入りも激しかった。

大変だけどある種キラキラとした文明開化の最中、取り残された者たちがいます。士族です。
士族、すなわち江戸時代の武士階級は特権階級です。
戦闘に参加する義務は負いますが、世襲で家禄をもらえ、苗字帯刀に切捨て御免の特権が与えられる。

この特権という温かいお湯にずっと入っていたのに、時代が変わって突然邪魔者扱いされるようになる。
俺たちはこのままでいたい!!薩長が!藩閥政府が俺たちを除け者にしたんだ!
と叫んだところで動き出した世界は止まってくれません。
武士なのでやはり暴力に頼り騒動を起こしても当然鎮圧されます。
家禄というコストばかりかかる武士をそのままにしておけば、限られた国家予算の中、国策である列強に肩を並べるという目標が遠くなってしまいます。
だから、切捨てた。
切捨御免!と言ってきた士族が切り捨てられてしまう。
皮肉なものです。

武士にしろ、平民にしろ、太平の世を築いていた江戸幕府から天皇と新政府に政権が移った激動の時代に何も不安がないなんてことはないと思います。
むしろ、今よりも情報が正確な情報でなく、世間で広まっている噂話によってこの先の不安を感じることも多かったと予想できます。

では不安があるからずっと頭を抱えて蹲っているのでしょうか?

今よりも目まぐるしく世の中が変わっている。
牛なんて食べるのか?!と先日まで思っていたのに今日は食べている。ちょんまげを切り落とし、下駄を脱ぎ靴を履く。鉄道。電気。ガス灯。初めて見るもので溢れていたことでしょう。
田舎に住んでいたとしても東京へ出てきて新しい文化に飛び込んでみることも出来たことでしょう。
現代より時間はかかるけど、家族の了承は得難いのかもしれないけれど、現代と比べても行動してやれることにそう変わりはないと思っています。
士族の中にも渋沢栄一のように大成した人物もいる。志1つで分かれます。
歴史に残らない人物をあげれば行動した士族もたくさんいることでしょう。

だから、いつの世も時代が変わっていく様をみて現状にしがみつくようなことはしていてはいけないのだ、と感じました。
そしてもう1つ。
いつの世も【変わりたくない人】が相当数存在する、という紛れもない事実。
歴史は繰り返す、という言葉は我々一般人の思考においても言えることなのだとこのマンガから気付いたのでした。

時は現代です。
文明開化のころに比べれば日本は目まぐるしく変わっていないように感じるかもしれません。
新聞も本もインターネット上の膨大な情報にも簡単に自分からアクセスできます。
アップデートのスピードが著しく早い。そういった意味では現代も目まぐるしく変化していると言えます。
変化に対応するために合わせていく。

行動する士族か、それ以外か。
私やあなたはどちらでしょうか?

やっていきましょう。

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