J2 23節 栃木vs盛岡 総評

最終スコア
栃木SC vs いわてグルージャ盛岡
1 - 1

梅雨も明け、強烈な暑い季節にじわじわと移ってきましたね!サッカー!ビール!風呂!せっかくの夏なので楽しんでいきましょう!

てなことで、まずは総評から


総評
前半はリスクを軽減する中盤省略サッカーでロングボールを多用。奥山が栃木のDFラインを撹乱することでグティエレスの危険なファールを誘発、退場に追い込む。1人少なくなった栃木に対し控えめな位置にいた弓削、石井も攻撃に絡めるようになる。セットプレーやサイドの攻撃から惜しいシーンが何度もあったが、前半はスコアレス

後半は高い位置からプレスをかけ奪った根本のシュートが決まり栃木が先行。その後も栃木が流れを握る時間帯が続くが中村充孝、ブレンネル、和田、オタボーとフレッシュで攻撃的な交代から牟田のゴールで同点。その後はどちらも点はもぎ取れず1-1で試合終了


選手評価
松山 6.0
失点のシーンに関しては勢いの乗ったシュートだったが、距離があったため結果的に入ったとしても少しずつ際どいコースのシュートを触れるようになると失点も減るだろう。セットプレーやクロス、クリアの判断には安定感があった

牟田 6.5
安定感のあるプレーに加え、同点の値千金のゴールのファーサイドでの位置取りは流石セットプレー職人。ホームの栃木戦に引き続き、また彼に救われた

蓮川 6.0
危なげないシーンはほとんど作らずソツなくプレーしていた。まわりのレベルに合わせすぎずJ1クオリティを発揮してもええで…?

田平 6.0
身体を張ったシーンが随所に見られた。しかし持ち味のフィードやビルドアップは見られなかった。

弓削 5.5
栃木に退場者が出てからは前に出てボールに絡む動きがやや増えたが、ボランチの相方と連携しどちらかは駆け上がりチャンスを分厚くする動きが見られるとチームの得点率は上がる気がする

石井 6.0
身体を張って球際で流れを渡さないために尽力した。パフォーマンスがじわじわ上がってきているため、今日の負傷交代はもったいなかった

中村太亮 5.5
可もなく不可もなく。彼にはプレスキックという武器がある。牟田のアシスト、決まらなかったシーンも変化を付けて精度の高いボールを供給できるのは流石。今後全体の技術のレベルを上げるのか、プレスキック職人として特化して磨きをかけていくのか、ベテランという域に入りつつある彼には向き合うものが増えていく気がする

加賀美 5.0
守備でファイトする戦い方で守備の面やトランジションで集中の切れたプレーが多いのは改善点。今回は明確に自身のミスから失点したが、サイドハーフの怠慢や散漫なプレーは悪い流れを引き寄せてしまう1歩目になる。対峙するサイドバックやチームの戦術、ゲームの流れ、頭に叩き込みながら走らないといけないのはハードだが、自身のキャリアのために突き詰めてやってほしい

奥山 6.5
たぶんそのうちJ1に引き抜かれるだろう、というのが今の印象。ひたむきにボールを追いかける姿は技術ではなく、感情に訴えかける執念と根性の走り。気候を考えると楽ではないのは容易に想像できるが、CBを退場に導き、あれだけチャンスを演出できるのはプロ1年目とは思えない出来。裏への抜け出しもほぼジャストなタイミングで抜け出し、走りの質がきめ細かくなっている。

モレラト 5.0
守備でファイトしていた。点を取りに行く時間帯で彼がピッチに出ていることは少ないが、今回のように数的有利になったらゲームの流れを作るためにシュートを打って行ってもよかった。そろそろ点がほしい。

交代選手
ブレンネル 6.5
ゴールマウスから5mほどの位置で身体の内でボールキープされると対峙するDFは恐怖心しか湧かないだろう。どこからでもシュートを狙う姿勢も素晴らしい。ホームで強烈なシュートが見たいぞ!

中村充孝 5.0
今回は少し元気がなかった。これから暑さが厳しくなりコンディション調整も難しくなるが、工夫して乗り切ってほしい

オタボー
採点不可

監督 6.5
いつも通りの交代パターンや選手の組み方ではあった。勝ち点1をアウェーで取って帰れたのは大きい。しかし交代がパターン化しており、どこかのタイミングで研究してきたチームにこてんぱんにされそう。前半をロースコアで終えるのが上手くいけばいいがターンオーバーを図った試合で前半で3-0以上になると後半流れを取り戻しても勝つのは厳しくなるため流れが良ければ前半でも点を取るために指示が必要になる。そのための選手選考も状況によっては必要だろう

栃木は35度みたいでしたが、東北もあつい日でしたね!熱中症にならないよう水分たくさんとって熱い夏を凌ぎ切りましょう!

ではまた。

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