見出し画像

青山繫晴ウォッチャー16年目から見た自民党総裁選(加筆しました)

 自民党総裁選で青山繁晴議員が高市早苗議員の推薦人になるという発表。予定よりもかなり早く、一般に公開なさったのではないかと勝手に推察しています。明日の夕方の記者会見で初めて話されるとばかり思っていました。とても詳しく話されていると思います。じつに青山さんらしい。昔から変わっていない。https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=3159
 以前から決まっていたこと、今朝午前6時からニッポン放送、飯田アナウンサーの番組OK!Cozyup!に「参加(議員ご自身の表現)」なさるので、このタイミングで華を持たせる義理もあるのかなぁ?と勝手に推察しています。文字のブログ以上に多くを語っておられ、特に安倍晋三前総理が高市早苗議員をこの総裁選においてどのくらい支援なさってこられたのかを推察できる情報も提供なさりました。ずっと高市早苗議員を応援していた有本香さんがかなり早くから仰っていたことの裏付けにもなりました。https://www.1242.com/cozy/
 ブログで明らかになさって数日経ちますので、これまで守秘義務を課されていたことをあえて解禁します。じつは、昨年9月27日の東京での独立講演会で「ある決断をした」ということまでは直接聴衆のひとりとして聴いていました。また山田議員だけには打ち明けたこともその場で聴きました。菅政権誕生後初の独立講演会でした。無論決意の中身の確認はこの早朝のブログが初めてです。
 その後、コアな支持者の間で「自民党総裁選に出るのではないか?」と想像し、その場での異論が出ませんでした。8:37に更新された青山議員のブログの記事でお書きになっている通り、今朝のラジオの出待ちをなさって、「力が抜けちゃった」「がっかりして」と青山議員に仰った方々と被るかもしれません。わたしも講演後の晩からそうだろうと予測していました。その目的は総裁になることよりも青山議員を無視させない、特に人事面で無視させないことではないか?と考えてほぼ1年間過ごしました。
 じつはその週の木曜日(10/1)、山田宏議員とご挨拶する機会がありました。チベット・ウイグル・南モンゴル・香港などの人々のために国会議員会館で開かれた集会にわたしも行き、議員もお見えになったからです。偶然エレベーターでご一緒し、受付までの数分間一緒に歩いたというだけのことですが。初めて議員にお会いしますので、議員はわたしなど知る由もありません。たまたま受付までの数メートルを一緒に歩いただけです。
 ただ、わたしは「青山さんの支持者たちの間で決意の中身について意見が一致しました」と山田議員に話しました。当然、初対面のどこの馬の骨かわからない一般人に山田議員は何も答えるわけがありませんでした。せめて「総裁選」というキーワードをぶつけるべきでした…。


 議員の決意とは裏腹に、わたしはこの昨年9/27の独立講演会での青山議員、いや青山繫晴さんを見て、「青山さん、もう一期でいいよ。もとのシンクタンク社長と作家の生活に戻ろうよ」と強く思ってしまいました。15年以上もテレビやネットだけでなく、近畿大学の講義やその後の独立講演会などでずっと青山繁晴さんを見続けてきた者だからこそ観察できる初めての表情に気づいたからです。
 その後、スキャンダルとは無縁の理由、ほんとうに政治家だけに求められるとてもとても高いレベルの理由で青山さんの限界を知りました。やがて青山さんの目を曇らせてしまいかねないある重大な懸念です。その後の米大統領選と「武漢熱」と青山議員が呼ぶ病についての見解でその懸念が早くも的中してしまいました。そして、「6・16の恥辱」と門田隆将さんが名付けた事件、つまり人権侵害対中非難決議を与党のせいで国会に提出できなかった事件をもって自民党員であることを辞めました。つまり青山議員の発言力を支えていた一人ではなくなったのです。以後、青山さんがかねてから仰っている「自民党の驕り」をなくすために健全な野党を支援することにしました。
 政治家、情報発信者としての青山繁晴さんへの信頼はかなり後退しましたが、わたしの人生の恩人であることには変わりません。以前ほど熱心ではなくなりましたが、青山さんでないと発信できない情報は得ていきます。実際、アフガニスタンの邦人救出について、以前の記事に書いたわたしの仮説、高橋博史元アフガニスタン大使の「タリバンなら安全だ」という見解に異論を唱える官僚がいないから外務省、そして官邸や与党議員が邦人救出に動かないのではないか?という仮説を伝えたのは他ならぬ青山議員でした。
 この数日ほんとうに青山議員の総裁選についての動向は毎日気になっていましたが、答えが出て、スッキリしています。政策も近い高市早苗議員が人事面でも青山議員、そして護る会創立メンバーを高く買ってくれたのだろうと勝手に推察しています。1年前の青山さんの決意の真意はそこだったのだろうというあくまでも素人の仮説ですが。


 わたしは次期総選挙後に、第二新進党が小池百合子を初の女性宰相にする、という最悪のシナリオを今でも警戒しています。つまり、小池都知事は知事職を任期途中で投げ出して東京9区から総選挙に出馬するであろう。その小池百合子「衆議院議員」を二階俊博幹事長を筆頭とした自民党親中派と公明党が立憲民主党などと結託して総選挙後の特別国会で行われる首班指名選挙で投票するだろうという、30年前に実際にあった自民党下野の最悪のシナリオの再現です。小沢一郎議員の最後の博打です。連合の組織票と日本共産党の組織票を結合すれば選挙に勝てる、というかねてからの戦略を横浜市長選挙で成功体験として得たからこそ次期総選挙で発揮するでしょう。だから警戒しているのです。
 それに対抗できる自民党の選挙の顔は高市早苗さんしかいない、と党の外から見ています。この点で考えをスッキリ出来た、早朝のブログの更新とラジオ「参加」でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?