21/09/14 ごちうさはスティール・ボール・ランである

ちょっと前に友人とおくすり手帳を作ったんですよ。

…あ、まずおくすり手帳の説明をしないとか。これです。

今まで自分が各種二次元コンテンツで一番好きだったヒロインを羅列しよう!という癖(へき)のアカシックレコードを作るべく、友人と集まって「あの漫画では誰だった?」「あのゲームでは?」と出し合ったのでした。

誰が一番好きかすぐに出たものもあればなかなか決まらなかったものもあるのですが、僕が一番悩んだのが「ごちうさ」こと「ご注文はうさぎですか?」。

最初に言ってしまうと僕がこの漫画で一番好きなキャラはウサギの「あんこ」なんですが、ウサギなのでここでは対象外。ではどの女の子か!

最初に悩んだのはシャロと青山先生なんですよねー、見た目や声が好き。すげえ浅そうな理由だ。ですがこれぞおくすり手帳の醍醐味。浅い好きでも集めればそれはデータとなる。いやちゃんと全巻読んだ上で好きなんですけどね。

でも後になって思ったんですよ。
普通に主人公としてチノが好きなんじゃないかと。
「チノの成長譚」としてのごちうさが好きなんですよね。街から出ることなく育った内気な少女が外から来た少女と出会い、関わるうちに外の世界に憧れるようになる。そして外の世界へ旅立つ!この成長譚が美しいんですよ!

ごちうさはスティール・ボール・ランなんですよね。
チノはジョニィでココアがジャイロ。チノが歩き出す物語なんですよ。肉体が…という意味でなく…少女から大人へ…という意味で…。最初はジャイロに振り回されるばかりだったジョニィ、でもやがて導かれるように成長して二人は無二の親友となる。ココアとチノに通じるんですよ!
アリマタヤのヨセフが遺した地図をもとに遺体を探すのは実質シストですからね。ほらスティール・ボール・ランだ。大統領は最初にナプキンを取った者が王になるって言ってましたけど、ガレット・デ・ロワの指輪が当たった人ですからね。スティール・ボール・ランの長い旅路の途中とびきり甘いコーヒーを淹れて飲むのが楽しみだと書かれていたのもごちうさであることを示唆していましたね。

閑話休題、ジョジョの主人公でジョニィが一番好きなんですけど、同じ理由でチノが一番好きかも。
ああいう外の世界への憧れみたいなのに弱いのと、あと単純に成長する主人公っていいですよね。どのキャラが一番好きだろうと考えると、このように自分がどんなものを好きなのかが見えてきます。これがおくすり手帳です。