22/07/14 トップガン マーヴェリック

レイトショーで映画「トップガン マーヴェリック」を観ました。
いやーーーーーーーーーーめっちゃ良かった!!最高でした!!

言わずとしれた1986年公開でその時代を舞台にした映画「トップガン」の続編で、作中も現実と同じように時間が経ってるんですけど、この続編というのがとても良い。「最高の続編」という評判は聞いていたんですがその評判に全く偽りなし、そして続編であることによって最高になっている映画でもありました。
これから見る人はマジでアマプラかどこかで前作を見てから行ったほうがいいです。

前作ではあんなに若さに任せて自信満々だったマーヴェリックですが、今作ではまるで彼だけが1986年の空に取り残されてしまっているかのような印象を最初に受けます。
あの頃は空が世界の全てで、その空で一番強くて自由なんだからすなわち世界で一番強くて自由だったマーヴェリック。しかし彼の世界には空以外のものがあまりに増えていて、空はどんどん狭くなり、戦闘機乗りの居場所はどんどん小さくなっていく…ただの続編であるだけでなく「36年後の続編」だからこそ描けるパラダイムシフトが絶妙。
今作のマーヴェリック、ほんとにハリウッド映画のフライングエースとは思えないくらいレスバが弱い。レスバに負けまくる。

ただそれだけに、飛ぶとカッコいいんですよねえ!!
終盤はもうずっとアツすぎて感情がずっとピークでした。そして前作要素の拾い方もいちいちアツい。最後のアレ最高じゃないですか!?最高すぎる。

近所の空いてる映画館、しかも平日のレイトショー、公開から結構経ってる映画、ということで中央後方ド真ん中の一番いい席で見られました。
見ている途中、奇妙な体験をしました。
僕は前作「トップガン」は金曜ロードショーやアマプラでしか見たことがないはずなのに、なぜか「『トップガン』もこんな風に映画館のド真ん中で見たことがある」という、いわゆる存在しない記憶が本当にあらわれたんです。比喩や誇張じゃなくなくて本当に感じた感覚として。
今まで一度も体験したことがなかった、実に奇妙な感覚でした。あまりに出来の良い続編は前作の記憶まで鮮やかに上書きするのかもしれません。