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23/06/04 国立台湾博物館

昨日台北オタクショップ詣でをしたあと、国立台湾博物館に行きました。
入場料は大人でも本館と古生物館で合わせて約130円!
一切の飲物の館内持ち込みが禁止されていて、表にはドリンクを置いておくスペースが設けられています。ペットボトルや水筒、飲みかけの紙コップなどが並んでいました。ただ、なんとなくここに置いといたものを出てきてからまた飲むことがイメージできなかったので手持ちの水は飲み干してしまうことにしました。エントランス前には僕と同じ考えの人が何人もいて、みんな飲物をあおっていました。これだけ見たらなんの施設かわかんないな。

これは最初の部屋にあった、顔は三浦監督でポーズは原監督な像です。

国立台湾博物館は台湾で最も歴史のある博物館で、設立は日本統治時代だったそうです。植物学者の川上瀧彌が初代館長だったそうで、この人はマリモを発見した人なのだそうで。

というわけでマリモが展示されていたりします。

台湾の歴史・民俗に関する資料や台湾固有の植生などなど、どの展示も興味深く楽しめました。

これは配慮から見づらいものを選んで小さい画像で載せているのですが、昆虫を35倍サイズにした超リアルな模型なども展示されていました。ウゲーッてなりました。

そして道路を挟んで向かい側にある、台湾土地銀行の建物を使った別館(土銀展示館)も同じチケットで入れちゃいます!!
現在ここは古生物館となっていて古生物の展示がされているのですが、同時に台湾土地銀行の本店として使っていた頃の金庫なんかも見られるのがとても良かったです。

台湾土地銀行は日本統治時代に日本勧業銀行が設立した銀行が前身で、台湾土地銀行になってからは国内における産業の発展に貢献を…という説明を興味深く読みました。

そして大好きな古生物ゾーン!!
この分館、なんと全館日本語の説明も併記されているのが大変助かります。

地球ができてから生物の誕生などを辿りながらホールへの通路を進みます。

突然「ポケモン」という単語が出てきた(画像中央の小さい文字)のでびっくりしました。最初は機械翻訳の暴走かと思ったのですが、元の方でもポケモンって書いてあるんですよね(寶可夢)。説明としてもしっくりこないし、ちょっと丁寧さに欠けるような。元々ポケモンは「モンスターボールに入る生き物」が定義だったはず。

そしていよいよ大本命、恐竜の展示は3階まで吹き抜けの大ホールにあります。そしてここ、ホール全体に声が反響するのとお子様たちが大はしゃぎするのとでめーっちゃくちゃ騒がしい!! 音がずっと夏休みの市民プール。
お手本のような「子供の喧騒」すぎて定期的に「audio stock」と空耳が聞こえるほどです(嘘)。

吹き抜けにフルスケールで飾られた恐竜たちのカッコよさを撮ろうと思ったのですが、写真を見たら右下の子がそのままパンフレットに使えそうな理想的リアクションをしていることに気づきました。なんてフォトジェニックなキッズなんだ。

さて、色んな種類の恐竜の骨格のそばにはそれぞれ恐竜の名前と説明が書かれているのですが、この説明がとても良くて!

何が良いって、どの恐竜も「ワントピック」書かれてるんですよ。
当然恐竜によってメジャーだったりマイナーだったり色々語ることがあったりほとんどわかっていなかったりするのですが、みんな決まった分量のワントピックをドンとお出しされているのがとても良い。分かっていることを全部伝えるというよりは骨+名前+ワンエピソードで定着してほしいな、どの恐竜も覚えて帰ってほしいな、というような意図が伝わる気持ちの良い見せ方でした。

僕が一番好きだったのは、ヤツメウナギは進化の初期でまだ生物が顎を持っていなかった頃の生物なので他の生物の体液を「吸う」ことで栄養を得ていたという話です。恐竜ちゃうんかい。


話が前後しますが、お昼ごはんは「三代肉羹滷肉飯」で肉羹飯だったかいうメニューを食べました。
例によって何かわからないまま頼んだのですが、ご飯に肉や白菜の入った餡をかけた、とろみのある汁かけご飯のようなものでした。かなり好きな食べ物でした! 台湾の食べ物でトップクラスに好きかも。生姜が入ってるのがちょうど良いんですよねえ。

ただ、この熱いとろとろの汁ご飯を30度超えの猛暑の中で食べたのでめちゃくちゃ汗をかきました。
あと食べてる途中になんか熱風が来ると思ったら頭の真上に室外機がありました。食べるとこの真上に!?